13話
中国軍爆撃隊が見事なまでの死亡フラグを回収しますのでw
どう言う訳か空戦も多いです。
今回は中国軍サイドから見た前回の空戦なのでw
アフターバーナーの漢字は当て字ですw
扶桑艦橋
「・・・・・・撃てぇええええー!!!」
私がそう叫ぶとVLSから4発のSM-6が、一方で私自身が握っていたリボルバーからも弾が放たれ、中国空軍のH-6爆撃機が放った対艦ミサイルへと向けて飛翔していくのであった。
扶桑CIC
「副砲、電波妨害用金属片弾装填完了!!」
砲術士官がそう言うと西村艦長は遠隔操作式起爆装置の調整を命じる。
「発射用意・・・・・・撃てぇええー!!」
砲雷長の猪口がそう命じると76㎜速射砲が火を噴く。
その砲口から従来の76㎜砲弾と同様の形状をしているものの、中に大量の電波妨害用金属片が詰められた欺瞞弾が放たれたのだ。
一方、SM-6による迎撃網を潜り抜けた中国軍の対艦ミサイルは着々と我が艦隊へと接近を続けていた。
時を戻して数十分前、空戦の直前
中国空軍対艦攻撃部隊所属H-6機内
「中佐、彼らはちゃんと俺たちを守り抜いてくれるでしょうか?」
副操縦士の張玲明大尉がそう言うと姜昌中佐がそれに受け答えをする。
「心配いらんさ、もう俺達はミサイルを撃って機内は空っぽっぽ、それに護衛部隊はエース揃いのエリート集団だ。日本の空母航空隊なんて簡単に片付くに決まってる、何せ俺の同期が隊長だしな!」
姜中佐がそう言った次の瞬間だった、その隊長の悲鳴が彼が耳に付けていた無線を通じて彼の鼓膜に届いたのである。
「くそっ!!何が起きているんだ!!」
張大尉が前方右方向を見るとさっきまで空中戦に備えて哨戒任務に当たっていたJ-11戦闘機が空中で分解し、海面へと落下したのだ。
「に、日本軍だ!各機、後部推進器加速用噴射を炊き、離脱しろ!」
隊長でもある姜中佐がそう言った次の瞬間、撃墜されたJ-11の僚機である他のJ-11がPL-12対空誘導弾を発射し、アフターバーナーを焚いて敵機の方角へと向かう様子が見えたのである。
だが次の瞬間、PL-12を放ち反撃に転じたJ-11にもF-18が放ったであろうAAM-6が命中、空中で砕け散り、海面へと落下したのだ。
最初の攻撃は武原大尉機からで、次の攻撃は栗本大尉からのであった。
「こちらシャーク1、敵1機を撃墜!」
『ブレイブ1・・・・・・スプラッシュ1!!』
栗本らがそう報告すると翔鶴や扶桑のCICは大いに沸いたのである。
「シャーク1よりブレイブ1、右の連中は任せた!俺らが左を叩く!」
『言われなくともわかってますって!!行くぜ!』
かくして武原と栗本が率いる2個中隊は敵2個中隊に立ち向かい、多くの護衛戦闘機を撃墜し、1機を取り逃がすも、11機を撃墜したのである。
一方、クロス隊は1機に対して爆撃機2機を割り当てており、6機を3機で排除せねばならない事態となっていたが、F-35とH-6では加速力も運動性も圧倒的に戦闘機である前者有利であったが、H-6爆撃機はF-35に機銃が装備されていない事をしっていたのか、ミサイルを回避するために超低空を這うように飛行し、フレアやチャフを海面にばら蒔く事によって形成される海面乱反射でミサイルを何とか生き延びた機体もいた。
だが、生き残った機体も機首に機銃を有するF-18を装備しているシャーク・ブレイブ両隊の前には無力であった。
「シャーク1!!フォックス3(機銃発射コード)!!」
武原がそう言うとH-6に向けて彼のF-18の装備する27㎜リボルバーカノンが火を噴き、たちまちH-6の胴体を貫き、ハチの巣にする。
『しぶとい野郎じゃねーか!!シャーク2、フォックス3!』
武原の僚機である宮木少尉も愛機の27㎜機関砲をH-6に向けて放った。
2機のF/A-18EJが装備する27㎜リボルバーカノンから放たれた徹甲榴弾は一瞬にしてH-6の機体を火達磨にした。
同じ頃、中国軍爆撃部隊隊長機
「中佐!!これ以上高度を下げると燃料の消費が激しくなり、基地へ帰還困難になります!!」
副操縦士である張大尉がそう指摘するが、機長で隊長の姜中佐は一向に機首を上昇させようとしない。
何故ならば今ここで機首を上げてしまえば、後ろから全速力で追尾してくる敵機の機銃弾をまともに浴びてしまうからだ。
「右旋回!!これで一気に旋回して基地に戻るぞ!」
姜中佐がそう言った次の瞬間、右エンジンが火を噴いた事を示す警報が鳴り響くと張中尉は冷静になって右エンジン消火ノズルを押したが、次の瞬間、27㎜機銃弾はコックピット天蓋を貫き、機長を挽肉へ変えたのである。
「くそ!!こちら副機長!機長がさっきの・・・・・うわぁあああ!!」
彼がそう叫ぶとH-6は火達磨となって海面と落下したのである。
占領中の高雄方面から出撃した中国軍対艦ミサイル攻撃部隊は壊滅した。
そしてミサイルの方も扶桑らが放ったSM-6とF-35のAAM-6によって全て撃墜され、この攻撃は失敗に終わった。
以後、空では中国軍は台湾方面は防空戦闘と制空戦闘を続けたが、日米連合によって奪還されて間もない沖縄に進出して来た米空軍のF-22やF-15Cからなる制空戦闘部隊とも死闘を重ね、本土の戦闘機部隊も甚大な被害を受けていたのである。
陸のほうでは日本国防陸軍1個師団と台湾陸軍の主力戦車と3個歩兵師団を壊滅させる戦果を挙げていた事もあり戦線は膠着していた。
そして海の方では台湾軍が徐々に優勢を固めつつあった。
巡洋艦丹陽艦上
「この国を護り、日台の絆として作られた身としては日本にいる姉たちに負けるわけにいかんな・・・・・・ふっ行くぞ!」
丹陽がそう言うと彼女は拳銃を懐から取り出し弾薬を装填した。
ともかく、台湾海軍と中国海軍の最終決戦が迫っていた。




