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謎の(変人)訪問者

玄関の扉を開けると、そこには1人の男が立っていた。朱音はその瞬間、何故か寒気がした。外の空気は雨のせいで少し肌寒いがそんなヤワなものではなかった。この目の前に居る男の存在に寒気がしたのだ。男は長く伸ばした黒髪で左目が隠れていて、全身真っ黒だった。それと対象に肌は白く細い目は開いているのかわからない。身長も高くスラッとしていた。


まるで、闇が人間の形をしているような。そんな雰囲気だった。



「…あのー、どちら様ですか?」


朱音が恐る恐る男に訪ねると、男は不意に微笑んだ。そして、




「はじめまして、柳田朱音ちゃん☆」


「は?」


外見とは似合わない程の明るい話し方。ってか☆って何だよ。


ま、まさかこいつは最近噂の…


変質者…!



目の前に立つ男(変質者)は友人との再会を喜ぶかのように嬉しそうに勝手に話しだした。


「いや~、やっと見つけたよ。家突き止めるの大変だったん…」



バタンッ!!



扉を閉めて、チェーンをかけて鍵をかけた。危ない、危なすぎる!!間違いなく変質者だ!!ってか何でアタシの家に!?アタシ何かしたか!?


混乱し過ぎて何が何だかわからない。サウンドのように扉のむこうの男(変質者)が扉を叩いている音がする。


「ちょ、ちょっと!!酷いなぁ、何で閉めるんだい朱音ちゃん!!」


「普通閉めるわぁ!!ってかアンタ、最近噂の変質者だろ!!何でアタシの家に来たかは知らないけど、しつこいと警察呼ぶぞ!!」


と、叫ぶと扉を叩く音がピタリと止まった。諦めた、のか?恐る恐る覗き穴を覗くとさっきまで居た黒い男(変質者)は居なかった。ひとまず安心して後ろを振り返ると、





「警察呼ばれるのは困るなぁ~」



黒い男が居た。いつの間にか廊下に立って居た。ご丁寧に靴を脱いで、しかも揃えて。



「ええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


え!はぁ!!ちょ!えぇ!!な、ななな何で居るの!?ど、どどどうやって!?鍵閉まってるぞ!?


わけがわからない。何なんだコイツ。男(変質者)の手には部屋の中にあった筈の朱音のケータイがあった。


「ちょ!それアタシのケータイ!!!い、いつの間!!」


「ねぇ、朱音ちゃん」


男(変質者)は朱音の顔にケータイを近付けると意地の悪い笑を浮かべた。




「どうやって警察、呼ぶの?」




終わった、終わってしまったアタシの人生。きっとアタシはこの男(変質者)に殺される?んだ。何でかわからないが瞬時的にそれしか思いつかなかった。


絶望的な状況に呆然としていると、突然男(変質者)がくつくつと喉を鳴らして笑いだした。


「大丈夫大丈夫、取って喰ったりしないから安心して☆」


「あ、安心なんざ出来るか!」


「まぁ確かにこの状況じゃ安心なんて出来ないよねぇ」


男(変質者)はまたくつくつと笑うと、突然朱音の手をとった。


「な、何!?」


「はい、ケータイ。返すね」


男(変質者)は朱音の手のひらに持っていた朱音の携帯を置いた。


「もし、朱音ちゃんが危ないと思うなら警察呼べばいいよ。」


「はぁ?警察呼んだら、絶対捕まるでしょアンタ」


「まぁ、その時は何とかするよ☆」


わけがわからない。携帯なんて返したら男(変質者)にはまずい筈なのに、何でそんなに楽しそうに笑えるのだろう。


「まぁ、今日朱音ちゃんに会いに来たのは、朱音ちゃんに話があるからなんだ」


「は、話?」


「そう、とってもとーっても大事な話!!」


男(変質者)は人差し指をたてながら話続けた


「でも、こんな所で立ち話もなんだし、中に入れてくれる?」


「は、はあ…」


図々しいというか、何というか…。けれど、何だかこの男(変質者)と初めて話した気がしなくて。初対面の男(変質者)とここまで普通に話せるだろうか?。普通だったら絶対携帯返された時点で警察呼ぶぞ。


何だかんだ言いつつ結局部屋に上げ、お茶まで出してしまった。


あぁ、何してんだアタシ…

や、やっと新キャラ出せた!!何かぐだぐだですが、続きも読んでくれたらものすごく嬉しいです\(^o^)/

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