03
リンドール家について、どうやって調べようかな。
そうだ、俺にはサッちゃんがいるじゃないか!
サッちゃん、何か分かる?
(候補が3つあります)
おお、もう3つにまで絞り込めてるの?
さすがだね、サッちゃん。
(恐れ入ります)
サッちゃんが候補に挙げた3つのリンドール家。
話を聞けば、どうやら親戚同士らしい。
候補その1
リンドール公爵家
公爵は王弟に当たるらしい。
貴族どころか、王族ですか…
願わくば、このリンドール家じゃありませんように。
候補その2
リンドール子爵家
リンドール公爵家の親戚筋で、貴族社会で圧倒的な影響力を持っているそうだ。
候補その3
リンドール伯爵家
主人である伯爵は他界、息子が後を継いでいるらしい。
1人娘は、王太子のお妃候補の1人だそうだ。
それにしても、サッちゃんの情報網すごいね?
どこから仕入れた情報なんだろう…
(企業秘密です)
いや、企業じゃないよね?
無理には聞かないけどさ。
位置的に、一番近いのは候補3かな。
とりあえず、行ってみますかね。
◇◇◇◇
「うむむむ…」
キュウ?
「この感じどこかで…」
ランは何をやってるんだ?
ポムポム向かい合って、何やら唸ってるけどさ。
「ラン、ラングシュバイト」
「ん?おお、何じゃ?」
「それはこっちのセリフだよ、何を唸ってるんだ?」
ポムポムが困ってるぞ。
「このスライムから、覚えのある魔力を感じるのじゃ」
「ポムポムから?」
「うむ、それが何なのかどうしても思い出せぬのじゃ!」
思い出せなくてイライラする気持ちは分かる。
まあ、そのうちふっと思い出すさ。
ほら、飴でも食うか?
「食べるのじゃ!」
うん、これで良し。
「ヨシト、そろそろ出発するかい?」
「そうですね、皆さえ良ければ今日は休息日にしようかと思うんですが」
ここんとこ移動しっぱなしだったしね。
幸いここは危ない魔物もいないし、人目にもつかない。
夜はバーベキューしようかと考え中。
「いいね、賛成だ」
え?赤ワインが欲しい?
………程々にしてくださいね。
はいはい、おつまみもどうぞ。
アイテムボックスから取り出して手渡す。
マリーレインさんは、嬉々として抱えながらテント消えていった。
カリナも休息には賛成らしく、カメラ持ってハクとポムポムのあとをついて回ってる。
うん、こっちブレないね…
ロザリアはドラゴンの姿で空の散歩をしてくるそうだ。
たまには本来の姿で自由に飛び回りたいんだろう。
迷子にはなるなよ、いいな。
「……………」
「……サマンサ、お菓子でいいか?」
「ハイなのです!」
チョコレートをご所望ですか、ハイハイ。
クッキーも?……太るぞ。
俺は…ちょっと、調べ物があるから単独行動させてもらうよ。
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