02
キュウキュウ、キュウ?
ウニャニャ!
キュウ!キュキュ♪
「可愛い…!」
「癒されるねぇ」
ただいま、皆でハクとポムポムのじゃれ合いを眺めております。
スライムってこんなに可愛かったのか…
皆には、他所の家の従魔を保護したと話してある。
「それにしても、君といると飽きないね」
「いやぁ、見捨てるのも目覚めが悪いんで…」
「スタースライムはね、わりと富裕層や貴族に人気なんだよ」
リンドール家って、やっぱり貴族なのかな。
だとすれば、あんまり関わりたくないんだけど。
貴族とか、面倒くさいイメージがあるんだよなぁ…
「先生、スタースライムって強いの?」
「いいや、普通に弱いね」
「じゃあ、どうしてこんなところに連れてきたのかしら」
「強化するには幼すぎるし、…ふむ、おかしいね」
とにかく、今日はもう遅いし。
早くテント設置してご飯の準備しなきゃ。
そういえば、スライムって何食べるんだ?
(何でも食べますよ、スライムですから)
ありがと、サッちゃん。
だったら、ハクと同じでいいかな。
「ハク、仲良くしてやるんだぞ」
(うん!おともだち!)
あぁもう、可愛いすぎてどうしよう。
とりあえず、写真撮っておこう。
◇◇◇◇
コロコロコロ……
パタパタパタ……
夜も更けて、各自テントに引っ込んだ後。
ハクとポムポムはまだ元気に遊んでる。
……遊んでるんだよね?
(ますた、たのし!)
楽しいんだ、それならいいけど…うん。
結構なスピードで転がるポムポムと、それを追うハク。
……目が回らないのかな、スライムって。
キュキュウ♪
ポムポムとも話せたらいいんだけど。
(幼すぎて、念話は無理です)
そっか、残念。
「ハク、ポムポム、もう寝るよ」
明日起きられなくなるからね。
遊びの時間はおしまいです。
(はぁい)
キュウ!
2匹とも良いお返事。
「ポムポム、お前の家まで送ってやるからな」
弾力のあるゼリーのような身体を撫でてると、ハクが割り込んできた。
(ハクも、なでて!)
その後?
もちろん2匹が寝るまで撫で続けました。
おかげで若干寝不足だけど、後悔はない。
── 貴方に託します…どうか、どうか……
── 愛し子を、護ってください
── お願い、私の愛し子を……
「ふわぁ……何だろ、夢見てたような……」
何だっけ、忘れちゃったけど…
誰かが何か…う〜ん、まぁいいや。
所詮夢だしね、さあ、顔洗って朝ご飯だ。
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