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通販スキルで、楽しい異世界生活  作者: 黒蜜きなこ
第4章 温泉郷の賢者様
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45/66

03


頭にハクを乗っけて、ランと手を繋ぐ。

どこからどう見ても子守中です。

いいんだ、気にしない。


「ヨシト、あれは何じゃ?」

「お、こっちにもあるのか」


あったよ、温泉饅頭もどき。

中身は餡子じゃなくてクリームだったけど。

チョコクリームとカスタードクリームから選べるらしい。

店頭で蒸してるのが美味そうで、思わず買い食い。

俺はチョコクリーム、ハクとランはカスタードクリームをチョイス。

うん、美味い。いくつか買っておこう。

多めに買って、アイテムボックスへ。


(ますた、たのし!)


ハクは尻尾をブンブン振りながら、楽しそうに周囲を見回してる。

ん?こんなとこに宝飾品の店?

気になるので覗いて見ることに。


「いらっしゃいませ」


同じ青い宝石ばっかりだな。

何の宝石だろう…鑑定。

へぇ、ブルーサファイアか。


(近くにサファイアの鉱床があり、ラフマー温泉郷の名物のひとつだそうです)


サッちゃん、ありがとう。


(ますた、ハクとおんなじ!)


ん?ああ、そうかハクの目と同じ色だな。

せっかくだから買っていこう、

お、このペンダントなんていいんじゃないかな?

シンプルなデザインに、革紐。

これ、革紐を調節すればハクの首輪に出来そうだ。


「すいません、これ下さい」

「ありがとうございます」


さっそく、ハクに着けてやる。

うん、似合う。


「よく似合ってるぞ、ハク」

(わぁい♪)


パタパタ飛び回って嬉しそうなハクに、俺も満足。

いやぁ、いい買い物が出来て良かった。

ちなみに、ランは宝石には興味がないらしくスルー。

饅頭食うか? うん、俺も食おう。




◇◇◇◇




宿へ戻る道すがら、道の端に座ってニヤニヤしてる爺さんを発見。

目の前を通り過ぎる女性を眺めてるのか?

………何か怪しい。鑑定。



名前:ベン・ゾールディー

年齢:82

種族:人族(偽装中)



偽装中って……

怪しすぎるだろ、この爺さん。



スキル:透視、錬金術



あ、これだわ。

透視スキル悪用してるんだな、タチの悪い…


(女の敵ですね)


心なしか、サッちゃんの声が冷たい。

でもまあ、うちのパーティメンバーが被害に遭っても困るしね。

ちょっと脅かしておこうかな。

無属性魔法に、相手に幻覚を見せるものがあるんだ。

お、ちょうど向こうからレーヌさんが来たぞ。

レーヌさんの姿に重なるように、爺さんにだけ幻覚を見せる。


「ミラージュ」


透視しようとすれば、ムキムキマッチョの裸が見える仕様だ。

レーヌさんには悪いが、協力してもらおう。

爺さんがレーヌさんにロックオン。

そろそろか……


「ウギャアアア!!……ウォエェェェ………」


はっはっは。

良い事をした後は気持ちが良い。

さあ、宿に戻って風呂に入るぞ〜


読んでくださって、ありがとうございます。

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