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通販スキルで、楽しい異世界生活  作者: 黒蜜きなこ
第3章 海底に眠るもの
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閑話:温泉へ思いを馳せる


「ねぇ、サマンサ聞いてるの?」


はいはい、聞いてます聞いてます…

さっきから同じことばっかり、もう耳にタコが出来るのですよ。

ほら、お茶でも飲んで落ち着きやがれです。


「先生とヨシト、急に仲良くなっちゃって…」

「 だったら、カリナもヨシトと仲良くすればいいのです」


分かりやすく赤面するカリナ。

もう、カリナの気持ちはバレバレなのですよ。

後を追ってきたくせに、何を今さら。


「じゃあ、カリナはヨシトと先生がくっついてもいいのです?」

「くっつく……」


先生はたまに暴走するけど、とっても美人さんなのですよ。

ヨシトだって、迫られたらイチコロに決まってるのです!


「だって私…ヨシトと最初に会ったとき、怒鳴りつけちゃったんだもん…」

「聖獣泥棒だと思ってたんだから、しょうがないです」

「そうなんだけど…」


ええい、ウジウジと鬱陶しい!

ここは側近として、この私が一肌脱いでやるのです。

ラフマー温泉郷…あそこには確か、混浴があったはず。

ふっふっふ…このサマンサにかかれば、カップルの1組や2組楽勝なのですよ!

そうと決まれば……


「カリナ、お風呂に入るのです!」

「えっ、何で急に?」


お肌も髪も、徹底的にお手入れするのです。

そして、ぜひともヨシトをゲットしてくださいなのです。

そうすれば、これからも私はヨシトの恩恵にあずかれるのです!

美味しいお菓子♪ ふわふわベッドで野営♪

このサマンサ様にお任せなのですよ!えっへん!




◇◇◇◇




ふむ、ラフマー温泉郷は少し肌寒いかも知れないね。

何せあそこは、少し標高の高い場所にあるから。


「えーっと、タオルに下着…」


アイテムボックスに入れてもらう分と自分で持つ分、荷物を分ける。

やっぱり、パーティにアイテムボックス持ちがいると便利だね。

ヨシトのアイテムボックスは容量も大きそうだ。


温泉では、ヨシトのガードも少しは緩むだろうか。

知れば知るほど、彼には興味をそそられるよ。

あの赤い瞳もミステリアスだしね、


ポイズン・クラーケンに、インテリジェンス・ウエポン…

刺激的な出来事の連続で、毎日が楽しくて仕方ない。

彼を追って来た自分の決断は正しかったと、つくづく思うよ。


「うん、これでいいだろう」


纏めた荷物を部屋の入り口付近に置いて、これでよし!

相棒のハルバードの手入れが済んだら、今夜は早めに休むとしよう。

ラフマー温泉郷でも、刺激的な何かが起きる事を願って。




◇◇◇◇




あのね、おんせんにいくんだよ〜!

おんせんは、おっきいおふろなんだって。

ますたがね、たのしいよって。


「ハク、温泉ではマナーを守るんだぞ?」


まなー?


「身体を洗わないまま飛び込むのはマナー違反だ」


うん、わかった!


「従魔と入れる家族風呂があるらしいから、一緒に入ろうな」


ますたとおんせん!


「妾も仲間に入れてほしいのじゃ!」


いいよ〜、ランちゃもいっしょ。

みんなでおんせん、いっぱいあそぶの。

ますたも、ランちゃも、みんなだいすき!


読んでくださって、ありがとうございます。

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