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翌朝、俺の部屋に全員集合。
昨日作ったスマホ型カメラを配る。
まず最初に、それぞれの魔力を登録。
1台につき全員の魔力を登録して、使い方や防犯機能について詳しく説明した。
「すごいわ、これ…!」
「君の多才ぶりには驚かされるよ、魔道具作りにも手を出してるのかい?」
レンズにあたる部分にも、メモリークリスタルを使ってるんだけどね。
ズーム機能を組み込むのに苦労したよ…魔方陣はしばらく見たくない。
「分解して詳しく調べてみたいね」
マリーレインさん、やめて下さい。
今度作り方教えますから。
「ありがとう、ヨシト!」
カリナは嬉々として、ハクの写真を撮りまくっている。
「シャッターボタンを長押しすると、今まで撮ったものが見れるよ」
「うふふ、ハク様をいっぱい撮らなきゃ!」
「アタシは美味いものを撮るぞ!」
カリナもロザリアもブレないね…
◇◇◇◇
「じゃあ、そろそろ出発しようか?」
「そうね」
「荷物持たなくていいから楽チンなのです!」
「いやぁ、アイテムボックス持ちがいると実に便利だ」
皆の荷物も、アイテムボックスに収納。
おかげで皆、武器と最低限の荷物のみで身軽な格好だ。
俺も外套を羽織って、頭上にハクを乗せたら準備完了。
いよいよ、ベイラーシュの町ともお別れか。
(ラフマー温泉郷へ行くには、北門から出るといいですよ)
ありがとう、サッちゃん、
ドドドドドド………
何だこれ、地響き?!
いや…誰かが土埃を巻き上げながら、こちらへ走って来てる。
あれは……
「ヨシト~~~!!!」
「げっ、ユウノさん…」
「アタシとの試合はどうなったんだよ~~!」
「すいません、またの機会にっ!」
またの機会はないと思いますけど!
ほら皆、急いで急いで。
マリーレインさんも、いつまで爆笑してるんですか。
あなたの友人でしょう、何とかして下さい!
「すまないユウノ、見逃してやってくれ」
「しょうがねぇなぁ、次に会うときは絶対アタシとの約束守れよ!」
「ぜ、善処します…!」
気をつけてな、と手を振ってくれるユウノさん。
竹を割ったような性格って、ユウノさんみたいな人に使う言葉なんだろうな。
「ありがとうございました!」
ベイラーシュの町を後にして、いざラフマー温泉郷へ。
温泉楽しみだな、ハク。
(おんせ~ん!)
温泉でゆっくり羽を伸ばしますか!
読んでくださって、ありがとうございます。
閑話を挟んで、新しい章に入ります。




