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「…それで、お前らいつまでベイラーシュにいるんだ?」
「そうですね、近いうちに次の町へ移動しようと思ってますけど…」
一度皆で話し合わないと。
個人的に、一度王都へ行ってみたいと思ってるんだけどね。
パーティを組んだからには、皆の意見を聞かなきゃ。
「じゃあ、そろそろ失礼します」
用件は済んだし、そろそろ昼食だ。
(ますた、ごはん!)
もうちょっと待っててな。
「私はユウノと話があるから残るよ」
「私たちはロザリアの装備を買いに行きましょうか」
「それがいいのです」
マリーレインさんはギルドに残って、カリナたちは買い物か。
ふむ、じゃあ、俺も買い物に行くかな。
買い揃えときたい物もあるし。
「じゃあ、また後で」
パーティ登録も、ロザリアの冒険者登録も無事に完了。
ユウノさんが試合の事を思い出す前に、サッサと退散しよう。
「帰る前に、グラッツのおやじから魔石とクラーケンの身を受け取ってくれよ」
え、もう解体終わってるの?
◇◇◇◇
ハクとランを連れて、先ほどの倉庫へ。
あのデカいポイズン・クラーケンが、綺麗さっぱり解体されてた。
「おう、これがポイズン・クラーケンの身と魔石だ」
美味しそうな、真っ白な切り身。
サイズこそ違えど、見覚えのあるイカの切り身だ。
魔石はバスケットボールほどの大きさで、オレンジ色に輝いている。
今後、何かしら役立つこともあるだろう。
「それにしても、解体がこんなに早く終わると思ってませんでした」
「がっはっは、海の魔物は鮮度が命だからな!」
ちなみにゲソや他の部分の身は、すでにレストランや宿屋から予約が入ってるらしい。
(ますた、たべれる?)
うん、今度キャンプする時にね。
美味しいイカフライやイカ焼きをご馳走するから、楽しみにしててな。
切り身と魔石をアイテムボックスへ収納。
「よし、少し早いけど昼飯食うか!」
(ごはん!)
「ご飯なのじゃ!」
さっきまで大人たちの話に退屈そうだったランが、俄然元気を取り戻す。
グラッツさんに挨拶をして、倉庫を後に。
「お、この串焼き肉美味そうだな」
「ホーンラビットの肉だ、美味いぜ!」
「よし3本くれ」
「ヨシト、あの魚も食べるのじゃ!」
屋台で昼食を済ませたのはいいんだけど…
ランちゃん、君よく食べるね?
串焼き肉やら魚やら、ざっと俺の3倍は食ったよね?
どうやら、ロザリアと同類らしい。
エンゲル係数が跳ね上がったな…
「ふぃ〜、満腹なのじゃ!」
「だろうな」
(おなか、ぽんぽん!)
ハクとランの口の周りや手を綺麗にしてやって、次は買い物だ。
「どこに行くのじゃ?」
「ほら、あそこだよ。魔道具の店」
魔道具って、ちょっと興味があるんだよね。
後でおやつあげるから、良い子にしててくれよ。
読んでくださって、ありがとうございます。




