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通販スキルで、楽しい異世界生活  作者: 黒蜜きなこ
第3章 海底に眠るもの
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「…それで、お前らいつまでベイラーシュにいるんだ?」

「そうですね、近いうちに次の町へ移動しようと思ってますけど…」


一度皆で話し合わないと。

個人的に、一度王都へ行ってみたいと思ってるんだけどね。

パーティを組んだからには、皆の意見を聞かなきゃ。


「じゃあ、そろそろ失礼します」


用件は済んだし、そろそろ昼食だ。


(ますた、ごはん!)


もうちょっと待っててな。


「私はユウノと話があるから残るよ」

「私たちはロザリアの装備を買いに行きましょうか」

「それがいいのです」


マリーレインさんはギルドに残って、カリナたちは買い物か。

ふむ、じゃあ、俺も買い物に行くかな。

買い揃えときたい物もあるし。


「じゃあ、また後で」


パーティ登録も、ロザリアの冒険者登録も無事に完了。

ユウノさんが試合の事を思い出す前に、サッサと退散しよう。


「帰る前に、グラッツのおやじから魔石とクラーケンの身を受け取ってくれよ」


え、もう解体終わってるの?




◇◇◇◇




ハクとランを連れて、先ほどの倉庫へ。

あのデカいポイズン・クラーケンが、綺麗さっぱり解体されてた。


「おう、これがポイズン・クラーケンの身と魔石だ」


美味しそうな、真っ白な切り身。

サイズこそ違えど、見覚えのあるイカの切り身だ。

魔石はバスケットボールほどの大きさで、オレンジ色に輝いている。

今後、何かしら役立つこともあるだろう。


「それにしても、解体がこんなに早く終わると思ってませんでした」

「がっはっは、海の魔物は鮮度が命だからな!」


ちなみにゲソや他の部分の身は、すでにレストランや宿屋から予約が入ってるらしい。


(ますた、たべれる?)


うん、今度キャンプする時にね。

美味しいイカフライやイカ焼きをご馳走するから、楽しみにしててな。

切り身と魔石をアイテムボックスへ収納。


「よし、少し早いけど昼飯食うか!」

(ごはん!)

「ご飯なのじゃ!」


さっきまで大人たちの話に退屈そうだったランが、俄然元気を取り戻す。

グラッツさんに挨拶をして、倉庫を後に。


「お、この串焼き肉美味そうだな」

「ホーンラビットの肉だ、美味いぜ!」

「よし3本くれ」

「ヨシト、あの魚も食べるのじゃ!」


屋台で昼食を済ませたのはいいんだけど…

ランちゃん、君よく食べるね?

串焼き肉やら魚やら、ざっと俺の3倍は食ったよね?

どうやら、ロザリアと同類らしい。

エンゲル係数が跳ね上がったな…


「ふぃ〜、満腹なのじゃ!」

「だろうな」

(おなか、ぽんぽん!)


ハクとランの口の周りや手を綺麗にしてやって、次は買い物だ。


「どこに行くのじゃ?」

「ほら、あそこだよ。魔道具の店」


魔道具って、ちょっと興味があるんだよね。

後でおやつあげるから、良い子にしててくれよ。


読んでくださって、ありがとうございます。

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