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通販スキルで、楽しい異世界生活  作者: 黒蜜きなこ
第3章 海底に眠るもの
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「おう、待ってたぞ!」


ギルドへ行くと、ユウノさんが解体チームと待ち構えていた。

はいはい、まずはポイズン・クラーケンからですね。

ぞろぞろと、ギルド裏手の倉庫へ移動。

かなり広くて、ここならポイズン・クラーケンも余裕で解体出来そうだ。


「まずは、ここにポイズン・クラーケンを出してくれ」

「はい」


こうして見ると、やっぱりデカいな。


「身はどれくらい必要なんだ?」

「そうですね、とりあえず両手に抱えられるくらいで」


解体チームは、手慣れた様子でクラーケンを捌いていく。

あのねじり鉢巻き姿のおじさんが責任者っぽいな。


「後は頼んだぜ、グラッツのおやじ」

「おう任しとけ!」

「ようし、じゃあアタシの部屋に行こうぜ」


…おいラン、ラングシュバイト。

何でクラーケンに合掌してるんだ?




◇◇◇◇




どんっ、どんっ、どんっ!

目の前には、金貨の詰まった布袋が3つ。


「ポイズン・クラーケンの買い取り金額だ」

「多過ぎません?」

「状態が良かったからな、こっちも充分利益は出るから心配するなって」


毒袋に関しては、すでに貴族や王家から問い合わせが来ているらしい。

じゃあ、ありがたく受け取ります。

大金持っとくのは怖いので、さっさとアイテムボックスに収納。


「ユウノ、この子の冒険者登録をお願い」


そう、元々はロザリアの登録をしておきたかったんだよ。

普通に受付で作っちゃうとまずい事になるからね。

種族とか、色々。


「あと、パーティ登録も頼む」

「パーティ名は何だ?」

「ホーリー・タイグーン」


パーティ名は、前回のホーリー・ホワイトから少し変更。

カリナが譲らなかったんだよ、絶対にハクにちなんだ名前がいいってな。

もちろん、俺も異存はない。


「へぇ、それじゃそのタイグーンの子供がマスコットなのか」


俺の頭上にいるハクを見つめるユウノさん。

ハクは自分に注目が集まったのが分かったのか、片手をあげてご挨拶。

可愛いでしょう、うちのハク。


「登録書類は準備してあります」


ロザリアの書類はカリナが代筆したそうだ。

水晶にロザリアの魔力を流して、あとは待つだけ。

内密にってことで、ギルドマスターのユウノさん自らカードの発行手続きをしてくれた。

発行したロザリアのギルドカードを見て、顔を引きつらせるユウノさん。


「……おいマリーレイン、この種族…暗黒邪竜ってどういう事だ?」

「だから、ユウノに頼んだのさ」


ついでだからと、他言無用と念押しの上でカリナの正体も明かしておく。

あ、フリーズしちゃった。

ユウノさん、気を確かに!


「……お前らなぁ…そういう大事なことは先に言いやがれ!!」


ごめんなさい。


読んでくださって、ありがとうございます。

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