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通販スキルで、楽しい異世界生活  作者: 黒蜜きなこ
第3章 海底に眠るもの
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31/66

07


深夜、こっそり宿を抜け出して人気のない港へ。

船の残骸は綺麗さっぱり片付けられていて、ちょっと驚いた。

ユウノさんたち頑張ったんだな。

この分なら、明日から問題なく港の利用は再開出来そうだ。


お昼を食べた後、ちょっと気になったんで探索魔法をかけてみたんだ。

そしたら、外洋の方で確かにおかしな反応があったんだよ。

魔物とは違う、とても大きな魔力反応がね。

何があるか分からないので、皆には内緒。


(ないしょ?)

「ああ、俺とハクの秘密だ」

(ひみつ!)


反応があるのは、港から外洋に出て数キロ先。

自分からトラブルに飛び込んでる自覚はあるんだけどね。

ポイズン・クラーケンを倒した時点でもう関わっちゃってるし。

今日は時間も遅いし、軽く探りを入れるだけのつもりだ。


もちろん、準備は万端。

通販スキルで色々買い揃えてきたからな。

まず、ハクが眠くなったときのためのペット用スリング。

冷えるといけないから、フリースのブランケットも用意した。

他にも、ハクのおやつとか色々。


「サッちゃん、誘導頼むぞ」

(お任せ下さい、マスター)


さ、ハクと夜空の散歩だ。




◇◇◇◇




「結構明るいんだな」


ハクを頭に乗っけて海の上を飛びながら、ふと空を見上げる。

銀色の月と金色の月が夜空に並んで浮かんでる。

う〜ん、ファンタジーだな〜


(マスター、反応があったのはこの辺りです)


どれどれ、もう一度探索魔法かけてみよう。

魔力反応は…海底から?

何かが埋まってるような感じだな…しかも結構大きなものみたいだ。

ここは潜って直接確かめる!


「こういう時こそ魔法だな」


イメージするのは、でっかいシャボン玉。

ただし、強度はしっかりと。

海の中にも魔物はいるし、水圧にも負けないように。

ドラゴンブレスも跳ね返せる強度だと、サッちゃんからお墨付きも貰った。

あと、息苦しくないように、中の空気は魔法で常にリフレッシュ。

水魔法と風魔法の応用です。魔法って万能。


(ますた、おみず!)

「大丈夫、この中にいれば濡れないから」


夜の海って思ったより暗いな。

光魔法で照らしながら海底へ降りていこう。




(ますた、きらきら)


クラゲの群れか。

ピカピカと発光しながら、俺たちの周囲を泳いでいる。


「キレイだな、こっちにもクラゲがいるのか」


鑑定。

おっと失礼。

クラゲじゃなくてフルラゲね。


(ふるらげ〜!)


海底までの数分間。

はしゃぐハクと一緒に、しばらくフルラゲ鑑賞を楽しんだ。



読んでくださって、ありがとうございます。

短くなりましたが、きりの良いところで一旦区切ります。

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