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通販スキルで、楽しい異世界生活  作者: 黒蜜きなこ
第3章 海底に眠るもの
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28/66

04


「うわぁ、素敵な部屋ね」

「ティーセットがあるので、お茶を淹れてくるのです」

「悪いな」


ロザリアは、眠気が吹き飛んだらしいハクと一緒にベッドにダイブ。

こら、それは俺のベッドだからな!


「はぁ…適当に座ってください」

「すまないね、ヨシト」


よし、順番に話を整理していこう。

まず、カリナはまた家出してきたんだな?


「縁談が撤回されるまで城には戻らないわ」

「私は常にカリナと一緒なのです!」


なるほど。

それにしても、縁談相手って近衛騎士なんだろ?

そんなに嫌な相手なのか?


「何かにつけては筋肉、筋肉、筋肉!力こそ全てっていうタイプね」

「しょっちゅう上半身裸で変なポーズを決めてて、気持ち悪いのです!」


あ〜…いわゆる脳筋ってヤツかな?

確かに、女性受けは悪そうだ。


「あたしは面白そうだからついてきた!」


うん、お子ちゃま邪竜は静かにしてような。

今は大人の話をしてるから。

ほら、ハクと遊んでてくれ。


「ねぇヨシト、しばらくの間一緒に行動しちゃダメかな?」

「う〜ん」

「お願い、ヨシトには迷惑かけないようにするから」


カリナ、その上目遣いは反則だ。


「俺は特に目的があるわけじゃない、気儘に旅してるだけだぞ?」

「かまわないわ!」

「…ま、一度パーティも組んだ仲だしね。いいよ」

「ありがとう!!」

「ふわふわベッド!見張りのいらない野営!」


おい駄メイド、本音が溢れてるぞ。

どうか、獣王国に俺が姫君を唆したと誤解されませんように。

…トラブルが両手を広げて待ってる気がする。


「次は私だね」


マリーレインさん。

何だかいつもと雰囲気が違うような…

服装のせいかな? 今は冒険者みたいな格好で、ショートパンツにロングブーツ姿。

ブーツとショートパンツの間から覗く、白い太腿が眩しい。ご馳走様です。


「簡単に言うと、ギルドマスター辞めてきた」


はっ?


「ヨシト、私も君とパーティを組みたい」


でもどうして…え?自分を負かした俺に興味がある?

あ、ありがとうございます…


「それにね…もう一度、冒険したいと思ったんだ」

「冒険、ですか」

「うん、君と一緒なら新しい世界が見える気がしてね」


マリーレインさん…


「それに、私の人脈はきっと役に立つよ?」

「元ギルドマスターですもんね」

「そうそう」


ここまで言われて断るなんて、男がすたるってもんだ。


「マリーレインさん、俺で良ければパーティ組みましょう」

「本当かい?いやぁ、ありがとう!」


むぎゅーっと抱きしめられて、お胸様の感触が。至福。


(マスター、この場で盛るのは不適切かと)


あ、はい…ソウデスネ。

サッちゃん、的確なアドバイスありがとう。



◇◇◇◇




マリーレインさんとカリナたちは、同じく銀月亭に部屋をとった。

明日一緒にギルド行って、パーティ登録とロザリアの冒険者登録をしようと思ってる。


(ますた、いっしょ?)

「うん、またカリナたちと一緒だよ」

(うれし!)


それにしても、女ばっかりのパーティか。

サッちゃん、今まで以上にアドバイス頼むね。


(お任せ下さい、マスター)


お、もう昼時か。

ずいぶん長いこと話し込んでたんだな。


「とりあえず、昼飯にするか」

(ごは〜ん!)


何だか賑やかな毎日になりそうだ。


読んでくださって、ありがとうございます。

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