03
翌朝、朝食がてら朝市をブラブラしてみた。
目的は海産物の入手!
サッちゃんに目利きを頼んであるから、楽しみだ!
(お任せ下さい、マスター)
昨日の夕食には、鮭に似た魚のムニエルが出て大満足。
身はふっくらとしていて、バターの風味も最高だった。
この宿は食事も美味しいし、当たりだったな。
(ますた、あれたべる!)
魚の塩焼きかな?
切り身を串に刺して炭火で焼いてるみたいだな。
香ばしい匂いが食欲をそそる。
「おじさん、串焼き2本ちょうだい」
「あいよ、パンに挟むかい?それともそのまま?」
「ひとつはパンに挟んでくれ」
手際良く、葉野菜と一緒にパンに挟んでくれた。
ハクはそのままかぶりついている。
どれどれ…うん、美味い!
鑑定。
サルバの塩焼きか。
脂がのった身は食べ応えもあって、まさに鯖。
ご飯と一緒に食べたらさぞ美味いだろう。
(サルバは今の時期が旬ですよ、マスター)
お、ありがとうサッちゃん。
よし、何匹か購入しておこう。
腹も満たされたので、買い物タイムだ。
ハクの手や口周りを綺麗に拭いてやり、定位置になった俺の頭上へ。
さあ、サッちゃん頼んだぞ!
◇◇◇◇
いや〜買った買った。
サルバはもちろん、アジに似たアジールや帆立に似たホルタート。
昨日食べた鮭に似た魚、ルジャケも購入。
アイテムボックスに入れておけば、いつでも食べれる。
あと、この世界の魚貝類は全体的に大きい。
帆立なんて、俺の顔よりデカくてビックリした。
通販スキルで地球の魚を買って、食べ比べてみるのもいいかも知れないな。
揚げたてのアジフライとアジールフライ、それぞれタルタルソースをつけて…おっと涎が。
(マスター、往来の真ん中で涎を垂らすのはどうかと思います)
はい、すみません……
そうそう昨夜寝る前にサッちゃんいくつか質問したんだけどさ。
まずは、気になってた契約紋。
カリナは手の甲に浮かび上がってたけど、俺にはないな〜と思って。
(マスターにもありますよ?鏡で右目をよくご覧下さい)
右目、赤目の方ね。
うっすらと契約紋が浮かび上がってましたよ。
どんどん厨二化が進む自分の外見に、一抹の不安。
あとは、偽装用のステータス設定とか色々。
サッちゃんマジ優秀。
もうサッちゃんなしでは生きていけないかも。
(当然です)
……頼りにしてます。
ハクがウトウトし始めたので、一旦宿へ戻る。
宿でゆっくりして、午後からは町の散策でもするかな。
いいねぇ、これぞ自由気儘。
時間に追われることもなく、最高だ。
「ヨシト!」
「どこに行ってやがったのですか?間の悪い男なのです」
え…カリナにサマンサ?
「ヨシト、甘いのくれ!」
ロザリアも…ああ、ほら飴やるから大人しくしててくれ。
サマンサ、ロザリアの飴を横取りするな。
お前にもやるから、ほれ。
「やあ、ヨシト」
マリーレインさんまで??
宿へ戻ると、受付の前で4人が待ち構えてたよ。
えーっと、何で皆さんお揃いでここに?
よく俺が泊まってる宿が分かりましたね?
「聞きたいこともあるだろうが、まずは場所を変えないか?」
しょうがないので、4人を俺の泊まってる部屋にご案内。
おかしいな、俺の幸運値は最大になってるんだよね?
女難の相とか出てるんじゃないだろうか…はぁ…
読んでくださって、ありがとうございます。




