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通販スキルで、楽しい異世界生活  作者: 黒蜜きなこ
第3章 海底に眠るもの
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25/66

02


宿屋を探しながら、ブラブラと散策。

港町だけあって、活気がある。

人間、エルフ、獣人、すれ違う種族は様々だ。

こういうのを見ると、異世界なんだとあらためて実感。

いくつか気になる店を見つけたので、明日にでも行ってみよう。


宿はすぐに見つかった。

『銀月亭』という宿で、グレードも値段も高めだが、部屋に風呂付き。

風呂は大事。あとは夕飯に期待しよう。


(ますた、べっど!)

「おお、デカいベッドだな」


ハクは早速ベッドにダイブ。

そのままコロコロ転がりながら、ウニャウニャご機嫌そうだ。

俺もハクの隣に寝転んで、通販スキルの画面を開いた。

ちょっと買い足しておきたいものがあるんだよな。


(ますた、おかいもの?)

「うん、何か欲しいものあるか?」

(う〜…??)


考えこむハクの頭を撫でてやりながら、画面をスクロール。

えーっと、まず下着と、靴下…あとハク用の果物に…

ポイポイと次々選んでいく。


「ん?」


ポイント交換品一覧に、new のマークが。

え〜っと、期間限定キャンペーン?

『女神様イチ押しコーナー』…何やってるんだか…

あ、でもこれ気になるかも。


ヘルプ機能 … 3千ポイント


これってこの世界の一般常識とかも含んでるのかな?

だとしたら、ぜひ欲しい。

うっかりボロを出さずに済む確率が上がるだろうし。

現在のポイントは…8021か。

女神様へのお説教は遠ざかるけど、これも必要経費!

よし、思い切って交換!

画面にメッセージが表示される。





ヘルプ機能をインストール


対象者のスキャンを開始します。





(─ …… 初めまして、ご主人様)


頭に響く、少し無機質な女性の声。


(私はあらゆる知識もとに、ご主人様をお助けするヘルプ機能です)


あのさ、ご主人様ってのはちょっと抵抗が…


(ではマスター)


うん、それでいいや。

ハクも俺のこと、マスターって呼んでるし。


(私に名称をつけて下さい)


名前か…俺にはそういうセンスはないんだが…

ヘルプ機能、つまり俺をサポートしてくれるわけだ。

サポート、サポ、サッちゃん。

うん、君の名前はサッちゃんだ!


(……………ありがとうございます)


不満そうなのは気のせいだろうか。


(マスターが私に望むことは何ですか?)


俺はこの世界の常識を知らない。

だから、あらゆる面でサポートをお願いしたい。


(了解しました)


よろしくな、サッちゃん。


(不束者ですが、よろしくお願いします)




さて、飯の前に風呂でも入るかな。

ハク、あ…考えてるうちに寝ちゃったのか。

このまま寝かせておこう。

ピンクのプニプニ肉球を暫し堪能させてもらい、ゆっくりと豪華な風呂を堪能した。


読んでくださって、ありがとうございます。

サッちゃんが仲間入りです。

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