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ツンデレ執事と不器用お嬢様、そして完璧メイドの物語  作者: トムさん


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第八章 現実への帰還

目を覚ますと、自分の部屋にいた。スマートフォンを見ると、『愛しの執事様』のゲーム画面が表示されていた。しかし、ストーリーは私が知っているものとは違っていた。瑠璃子と咲良が結ばれるルートが追加されていたのだ。


「夢……だったの?」


でも、夢にしてはあまりにもリアルだった。そして、私の心境は明らかに変わっていた。


翌日、学校で康太に会った。


「おはよう、真央」


「おはよう、康太」


「昨日は早く寝たのか?LINEの返事がなかったから」


「ちょっと考え事してて」


康太は不思議そうな顔をした。


「なんか、雰囲気変わったな。なんかあった?」


私は微笑んだ。


「康太、美咲ちゃんに告白したら?」


「え?何で急に……」


「だって、康太の美咲ちゃんへの気持ち、本物でしょ?だったら伝えなきゃ意味がないよ」


康太は戸惑った表情を見せた。


「でも、僕なんかが美咲に……」


「康太はそのままで十分魅力的よ。完璧になる必要なんてない」


私の言葉に、康太の表情が変わった。


「真央……」


「私も最近気づいたの。完璧な人に憧れるのは悪いことじゃない。でも、それで自分を見失っちゃダメ」


私は転生先で学んだことを思い出していた。翔太郎として、咲良の努力を見て、瑠璃子の優しさを知って、私は理解したのだ。完璧に見える人も、それぞれの想いや努力を抱えて生きている。そして、自分自身もまた、かけがえのない存在なのだということを。

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