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1B6 ぎゃんぶらぁ放浪記 10

 後半の12回戦。持ち直した薫子しおりが目を覚ます。ただのお嬢様じゃないところを見せてやるとばかりに。悪役令嬢開眼か。いや鍾子ダミアみたいにはならなくていいぞ、頼むから。


     × × 3 6 3 3 6   6   3   ○   計30点

薫(親) A 5 K 10 8 Q 9 J 7 6 4 3 2 


時(子) 10 A Q 8 6 J 7 K 5 9 3 4 2

     × ×           2   3   1 20   計26点


 初手の「A」は前回の教訓を生かしてのことか。そして「5」の後の「K」、絵札と予想はしたが「K」とは思わなかった。だがこれまでと何か違うという違和感もあった。そしてそれは進めていくごとに強くなる。そして終わってみてその違和感の正体に気づく。


 薫子しおりが使っていたのは「ずらし」だ。自分の出そうと思う数字に1を足すシステム、野球のブロックサインのようなものだ。

 ギャンブルなら運の潮目を見てツイていないときに、あえて逆の目に張るテクニックだ。自分が丁だと思えば半、赤と思えば黒という具合に。今回はおれに見切られていることを逆に利用してきたのだ。

 ちなみにジャンケンにも応用できるぞ。あれも運のやりとりだからな。相手に勢いがあるとき、自分がグーを出したいと思えば負けるチョキを出すという感じで。


 こうして薫子しおりは親を微差で逃げ切ってみせた。そして子の番の直撃に賭けるつもりだろう。【鳳凰眼】と「ずらし」のコンビネーションか。いいとも受けて立つ。しかし、そううまくできるかな。はてさて。

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