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1B3 ぎゃんぶらぁ放浪記 7

 1回戦目、薫子しおりが親でおれが子で『13(サーティーン)』は幕を開けた。薫子しおりが1枚目を伏せて出し、おれがそれに応じる。それを見て判定役の隼が「オープン」と声を掛け、札がひっくり返される。その結果は薫子しおりが「2」でおれが「Q」、おれの勝ちで10点がこっちに入る。これを13回行っての合計が1回戦の勝敗となり点数は最終戦まで積み上がっていく。その1回戦の結果がこうだ。


       3   18     ×     24 9   15  計69点

薫(親) 2 J 9 8 3 7 A 10 5 K 6 4 Q 


時(子) Q 10 J 2 4 9 A K 6 5 3 8 7 

     10   2   1 2 × 3 1     4    計23点

 

 親の薫子しおりは様子見で弱い札から順当に切っていくつもりだっただろう。マナーを守るお嬢様だからな。それを読んでおれは最初に強いカードをぶつけた。貧乏性だから食えるときに食っておきたいんだよ。数字に差があるほど点数を稼げるしな。性格の違いがもろに出たな。

 それを感じてか点差を広げられまいとしてか薫子しおりは2枚目にJを切る。親なんだからどっしりと構えてればいいのに焦ってペース配分を崩したか。その後も薫子しおりおれの動きに追随する。「A」が重なったのは偶然か、『ペア・オブ・ダース』の占いのジンクスのせいか。相思相愛だな。ただし「A」は10倍の対象にはならないんだがな。


 そして1回戦終わってみれば親の勝ち。まあ当然の結果だな。それを子の番で覆すにはやはり当たりの直撃を取るかしかないだろう。


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