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19C 炎の球宴? 紅鷺ヤンキーまつり 3

 水なしプールの中におれと最初の10人が入って対峙する。

「じゃあ始めるぞ。用意はいいな?」

 標星シルベスター先生が笛を鳴らすのを合図に皆が動き出す。おれもまずは30秒逃げ切らないとな。

 おれが走り出すと全員が釣られて走ってくる。だがそれでいいのか? 30秒も走り続けたら、お前ら酸欠で動けなくなるんじゃないのか? まあそれが狙いなんだが。

 そして思った通り、30秒を告げる二度目の笛を待たずに全員が手をついてあるいは壁にもたれて動けなくなる。「オメーラ何やってんだよ!」と外野から野次が飛ぶが、ニコチン切れだから無理だな。これからは少しは控えろよ。

 後は刺身にタンポポを乗せるより簡単なお仕事だ。1回戦のピリオドこれにて終了。


 2回戦。今度は全員で走らずそれぞれが等間隔に散っている。ゾーンディフェンスに切り替えてきたか。少しは考えたな。だがそれで30秒を過ぎてしまったのはもったいないな。それと壁際にいると狙われるぞ。

 ボールを奪うとおれは壁を目がけてボールを投げる。そしてバウンドしたボールが側にいる不良に当たる。「な、何でオレが!」ビリヤードのバンクショットと同じだ。ゲーセンやパチスロばかりじゃなく、少しは頭を使う遊びをやったほうがいいぞ。

「クソっ、これじゃ勝負になんねーぞ! おい、もっと人数集めてこい! 運動部の奴らにも声かけろ!」

 おいおい不良の意地プライドは無いのかよ。それじゃおれ対紅鷺全部ってことか? まあお祭りだからそれでもいいか。


 標星シルベスター先生が差し入れでスポドリを投げてくれる。フレデリカは賭けを諦めてパラソルの下で鍾子ダミアと蜂蜜レモンジェラートを舐めている。「サニーデイ・カンパニー」の夏に向けた試作品だ。頼むからおれの分も残しておいてくれよ。

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