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199 Fight Day and Fright Night 19
野球部はその後三木本陽を部長としてまとまった。近藤さんの希望通りになったな。文句はあるまい。三木本の下で柳田と新倉も肩の力を抜いて楽しんでいるようだ。
モットーは「野球すなわちこれゲーム」……うん、忘れがちだが大事なことだな。当たり前のことしか言ってないが。
その後野球部に時代劇にハマるやつや魔球を編み出そうとするやつが増えているらしいが私の知ったこっちゃない。責任をとれとか言われてもな。
野球部の一件以降、他に絡んでくる運動部の連中はいなかった。文化部も同様に皆快く協力してくれるという。奇術同好会のマジック対決で、空中で勝手に組み上がるルービックキューブを見た会長が「その技をどうか教えろください!」と土下座したり、文芸部の部長との百人一首対決で、読み手が読む前に札を囲むのを見て「ギブアップどすぅ~」と泣きをお入れあそばしたのが伝わったからだろう。
本校はそれでまとまったが分校はそうもいかない。小競り合いをくり返す群雄割拠の番長ズ(笑)がいるからな。昔の修浄中学時代を嫌でも思い出させてくれる。
そしてある日の放課後、私は体育館に呼び出され30人ほどの不良に囲まれたのだった。これで全部か? どうせなら一気に片付けたかったから丁度いいか。




