表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
408/512

198 Fight Day and Fright Night 18

「しかしさっきの木刀もだが、今度はどんな魔球てじなを見せてくれるんだ、時ピコよぅ~」

 何で三木本までピコ呼びなんだ? さてはと見ると小鴎祝子の隣にいる新見朋子と平山今日子が露骨に目を逸らす。それならお前らも朋子ポン今日子コンで構わないよな。

 魔球のネタはまだあるがこんなのはどうだ? そう言っておれはデモンストレーションと断って打ちあげたフライのように空に向かってボールを投げる。15メートルほど上がったあと、ボールはホームベース上に落下して大きく弾んだ。

「なるほどな、確かに打ちづれぇわ。だがストライクゾーンを通るなら打てなくはないぜ」

 それを見て三木本がにやっと笑う。なるほど三木本の武器も「目」か。ならば振って当てられたらおれの負けでいい。そのかわり三木本にも賭けて貰うぞ。

「何をだよ?」

 もちろん部長の役をだ。負けたら部長をやってもらう。

「か~そうくるかよ。やりたい奴が好きにすればいいと思ってたんだが……まあしょうがねぇか。しゃー来い!」

 三木本がバッターボックスに入りバットを構える。それを見ておれは再び空に向かってボールを投げた。そして落ちてきたボールに三木本がバットを振る!


「な、何がどう……ボールが弾まない(・・・・)……だと?」

 空振りしたあとに三木本がホームベース上にぴたりと静止したままのボールを見る。

 三木本はボールが弾んだ直後にボールを打つつもりだったんだろう。見てから振ったんじゃ遅いから当然予測してバットを振ることになる。ちゃんと弾めばだがな。手品が見たいというから遠慮はしなかったぞ。何と不思議なこともあるもんだなー(棒読み)。


 それじゃあ頼んだぞ、新部長。グローブを三木本に預けてグランドを後にする。

「お、おう……だけどこれ、どうしたらいいんだよ?」

 別に。普通に片付ければいいんじゃないか。普通のボールだし。

「普通? じゃあ何であんなことが起こるんだよ! 何か細工がしてあるんだろ?」

 いやいや種明かしをしたら手品にならないだろう。はっはっは。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ