表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
407/512

197 Fight Day and Fright Night 17

 おれは肩慣らしで三木本と何球かキャッチボールをした。「投球練習はしなくていいのかよ?」と訊かれたが断った。おれがやろうとしているのは野球の勝負じゃなく決闘バトルだからな。手の内を見せるつもりはない。


 一球目。おれは振りかぶる動きから腕をしゃにして後ろ腰からボールを投げた。そしてフェイクに腕を前に振る。新倉は動けず見逃した。捕球した三木本がストライクを数える。

「今の何だよ! ボークじゃないのか!」

 新倉が抗議するが何か問題でも?

「いや背面投げは問題ないはずだぞ。見たことないってだけで。タイミングを外すってことならチェンジアップになるのか。それでもストライクゾーンを通すのはさすがだな」

 三木本がそう指摘すれば新倉も渋々引き下がる。

「さっさと投げろ! 次はもうそんな球に騙されん!」

 新倉が自分を鎮めるように素振りをくり返す。抑え切れていないがな。それに同じ球を投げるわけがないだろう?


 二球目。おれは半身の構えからソフトボールのウインドミルとは逆向きに腕を旋回させ二周目の肩越しに手首のスナップでリリースして球を投げた。スピードもそれなりに出ているうえに山なりの軌道、しかもタイミングが読めない。2ストライクだな。

「なっ……何だ、今の……そんな投げ方知らないぞ!」

 知らなくて当たり前だ。バスケットのシュートを応用したオリジナルだからな。スカイフック投法とでも名付けるか。

「くははっ、あんた面白ぇな! 魔球・・マニアなんてのに本当に出会えるなんてな! こりゃあ確かに頭カチコチのネオ倉には打てねーよ……交替だ。オレが打つ」

 そう言って三木本がミットを新倉に押し付けてバットをもぎ取る。ピンチヒッターか。それも予想通りの展開だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ