第8話 停滞
おはこんばんにちは、蒼月です。
かなり久しぶりの投稿となりました。
1~7話までは投稿頻度がかなり早かったですが、この8話以降からは投稿頻度を下げさせて頂きます。
それでは、続きをお楽しみ下さい!
あれ?
ノヴォリス帝国前の巨大な壁の前まで辿り着いて、
かなり壁がもろくて、岩が破片となって落ちている様を見ていた。
そしてちょうど、ミライの頭上めがけて大岩が落ちてきた。
その瞬間をしっかり見ていたし、あと1秒遅かったら完全に当たっていたじゃろう。
しかし、瞬きした瞬間、そこにミライはいなかった。
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「ミライ、危ない!」
…バタン。
「確かに、今のは危なかったですね。」
「…ひえっ!?」
「ミライ?!いつの間に私の後ろに?!」
「はい!ワタシ、危険察知能力に長けてますからね。」
─私はこの時、もしかしたらミライは時を巻き戻したのかと思った。
「そうなのか。ちなみに時を巻き戻したりはしなかったかの?」
「ええ!今回は大丈夫でした。ホントにまずい時は流石に巻き戻しますけどね!(ドヤァ)」
今更じゃがこの女は恐ろしいわ!どんな運動神経をしておるのか不思議でたまらない…
「ま、まぁ何はともあれ、ケガしなくて良かったのじゃ。」
~【ノヴォリス帝国】~
ここがノヴォリス帝国か…!
「帝国」ということは、ベリアル王国みたいにまたお偉いさんがいるのじゃろうな。
「やっと着きましたねー。ワタシもう疲れましたよぉー。」
「そうじゃな。腹も減ってきたし、宿屋に行くかの。」
~【宿屋】~
「お泊まりですか?5レルになります。」
─スゥー、あれ?宿屋ってお金取るの?
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忘れていると思うので、一応説明しておこう。
「レル」とは、フォルトナが今いる大陸での共通通貨で、
1レルは日本円で150円分である。
今回宿屋は5レルなので、750円となる。
750円のホテルって、なんて格安なのだろうか…
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…コソッ。
「ねえミライ、お金持ってる?」
「お金?持ってますけど、いくらですか?」
「5レルじゃ。」
チャラリ。
「はい、これでお願いします。」
「…申し訳ないのですが、これでは支払えません。」
「……あっ。」
「…うむ?」
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「ミライよ、お主に聞きたいことが2つあるのじゃ。」
「…なんでしょうか?」
「ひとーつ!なぜ私たちはこんな路地裏で寝ることになっておるのじゃ?!」
「ここノヴォリス帝国では、宿屋に泊まるお金が無い人は路地裏で夜を越す必要があるんです。」
「ベリアル王国みたいに野営地がある訳ではないので、野宿することが禁止されているんです。」
「これはこれで、街中で野宿してるヤバいやつみたいではないかっ!」
「ゴホン!…そしてふたーつ!
ミライがあの時出した"お金"はなぜ使えなかったのじゃ?!」
「あれは"レル"じゃなくて、"エン"だったんです…」
「"エン"、じゃと…?」
「こんなやつです。縦棒と二つの楕円が描かれてるんですよ。しかもこれ、武器に使われている素材でできてるんですよ。」
「へぇー、そうなんじゃなぁ…」
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ミライが持っていたお金は
なんとまさかの"100エン"だった…!
100円でうまい棒10本食べられる方式は、
今も続いているのだろうか…?
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「むにゃむにゃ…ほやぁ。」
「まぁフォルトナ様…ぐっすり寝ていらっしゃる。」
「すやぁ……何かいい匂い。」
「このままで、良いのでしょうか…?
いや、このままでいましょう。」
「…うむぅ。」パチパチ。
「ぬぉぉぉぉぉぉ?!」
「おはようございます、フォルトナ様。」
「また会ったのう、女神ルプリスっ!」
「久しぶりですね。…ふふっ」
「何がおかしいのじゃ?」
「それは…秘密です。」
「ますます気になるのう…
というか、私はまだ寝ておるのじゃろう?」
「そうですよ。フォルトナ様はぐっすり寝ておりますよ。」
「寝てるのに起きてる…訳が分からなくなってきたわ。
…んで、今日も何か助言をくれるの?」
「はい、もちろんです。…では。
"ノヴォリス帝国で、新たな旅の仲間を作るのです。"」
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「…さい。起きてください、フォルテさん!」
「…ううむ。」
「おはようございます、フォルテさん。」
「ミライか、おはよう。」
「…ひとついいですか?」
「なんじゃ…?」
「あの、フォルテさんってどこでも爆睡できるタイプなんですか?」
「……あー。確かにそのようじゃな。」
「これは、早起きさせるには壁が高すぎますね…」




