表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
7/10

第7話 遡及 2

私は今、何を見てるのじゃ…?

たしか私は、ミライと時間操作魔法の修行をしていた。

ああ、今回は妙に正確な"時の流れ"を感じ取ることができた。

ミライによると、その感じ取った時の流れを"掴む"ことで時間を止められるそうだ。

そして、時を実際止めることができた。私にも分かる。止めた部分は手のひらだったが、不気味な程に冷たくなっていた。

その後、時の流れを反転させようと、時を止めた部分を思い切り動かした。

すると、閉じていた手が勝手に開き始めた。


─そうか、これが"時を巻き戻す"か。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「さて、旅に必要な品物を買い揃えましょうか。」

やはり、これは修行をする前のミライとの会話じゃ。

それに、ミライが何を話すのかも全て知っている。

「うむ!防具や武器、あと回復道具とテントを買おうかの。」

「おっと、ワタシが買いたいもの全部言われちゃいました。」

「旅をする上で最低限必要なのじゃろう?」

「ええ、そうですよ!

(フォルテさんも旅したことあるのかな?)」


「ではまず、ベリアル王国から西の方角にある国、"ノヴォリス帝国"に向かいましょう!」


そうそう、確かこの後ミライと修行をするんだったな。

時を巻き戻す力…早いうちに制御できるようにしないとじゃな。

「そうじゃ、ミライは基礎的な属性魔法は使えるのか?」

「えっ?!ぞ、属性魔法ですか?そ、そうですね!基本的なものは使えますよ。」

「そうか!せっかくだし教えてくれないかの?例えば、火属性の魔法とか!」

「わ、分かりました…」


「火属性の魔法は、いわば"熱を集める"ことで使えるようになるのです。

例えば…"灯火(ともしび)"!」

「おおっ!空中に光が浮いておるぞ?!」

「こうやって、燃やすだけではなく、明かりをともすことだってできるのです。」

"明かりをともす"…?

─そういえば、これは前にリリーが使っていたやつじゃな。

名前は確か、"フラッシュ"だったような。


「ミライよ、これは"フラッシュ"ではないのか?」

「ぎくっ…!そ、そうですね!一般的にはそう呼ばれていますけど、実は昔の人達はこういう呼び方をする人が居たり居なかったり…」

「…あっ、もしかしてカッコイイ呼び方を自分で付けてるのか?」

「うっ……その通りです。

ちなみに私は"フラッシュ"と言っても、同じようにこれが使えないんです。自分が決めた呼び方の魔法を教えることが、すごく恥ずかしいんです…!」

「そうかー。でも自分だけ使える呼び方って、なんかカッコイイのじゃ!私も色々決めようかの。」

「フォルテさんっ…!アナタはなんて優しいのでしょうか…!」

─────────────────────

「フォルテさん。魔法の修得スピード速すぎませんか…?」

「うむ?…ああ確かに、私がミライから教えてもらった属性魔法は、2日経てばいつの間にか使えるようになってるなぁ。」

私が使える属性魔法は、火と水と光である。

あと風を使えるようになると、リリーが使っていた"ライトアロー"も出来上がるじゃろう。

「ちなみに時間操作魔法の修行の方は、何か変化はありましたか?」

「そうじゃな…時間の流れが分かるようになったのじゃ。」

「いつの間にそんな所まで…その調子です!」

まあ、私一回時を巻き戻しているからね。

あとは力をコントロールするだけかの。


~ノヴォリス帝国国境前~


「見えてきました。

あの壁の向こうがノヴォリス帝国です!」

「うわぁ、ホントに壁じゃな。」

「この付近一帯では、空を飛ぶ魔物が多いですからね。簡単に越えられないように、一番上に仕掛けが施されているんです。」

「ふーん。この壁は何年くらいあるのじゃ?」

「300年位はありますね。

一時期戦争があったみたいで、そのためにこの壁が作られたっていう噂です。詳しくは分からないですけど。」

…ボロボロッ。バタン…!

「うおっ?!岩が落ちてきたぞ!この壁かなりもろいようじゃな。」

「確かに…気をつけないとですね。」

─ヒュー

…!!言ったそばからまた落ちてきた!

あれは…ミライの真上じゃないか!

ミライは気付いてない!

ダメじゃっ!流石に間に合わない!

これじゃ岩がミライにブチ当たる!!


「ミライ、危ないっ!!

…ってあれ?」

─バタッ…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ