接待準備
「これより、第二回ダンジョン会議を行いたいと思う。拍手!」
「………」
メフォール達を殺した翌日。
俺は玲奈を呼んで第二回ダンジョン会議という名の話し合いの場を設けていた。前回同様、俺のノリは無視されたが。
「今回の議題は、そう遠くない内に調査で来るであろう冒険者についてだ。それに対してどういう対応をするのかが今回の議題だ」
俺がそう言うと玲奈は、少し考えてからこう言った。
「そうね。まずは状況を整理して今何が出来るのかを確認しましょう」
「今の手札を確認するのか。それじゃ俺達の現状を紙に書いていくぞ」
俺はそう言って、ダンジョン内のモンスターのレベル。数。そして装備や設備、俺達のことについて紙に記していった。
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種族:人間
名前:ライ・カザマ
性別:男性
Lv:44
HP:744
MP:744
STR:186
GRD:167
AGI:279
DEX:223
INT:195
MPR:167
スキル
暗殺術
達人
短刀術
ダンジョンマスター
エフィドスの呪い
幻惑
風魔法
鑑定
言語理解
称号
暗殺者
ダンジョンマスター
異世界より召喚されし者
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種族:人間
名前:レイナ・カタギリ
性別:女性
Lv:40
HP:712
MP:890
STR:142
GRD:142
AGI:214
DEX:196
INT:285
MPR:267
スキル
超越者の瞳
魔眼
炎魔法
鑑定
言語理解
称号
異界より召喚されし者
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魔眼
瞳に魔力を映し、視界に入れたものにそれを投影する技。
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ダンジョンの状態
名前:名もなきダンジョン
階層:11
DP:2731
魔物
ゴブリン・ノーマル Lv:10 *63
ゴブリン・ソルジャー Lv:10 *211
ゴブリン・ソルジャー Lv:20 *63
ノーマル・スライム Lv:10 *212
ノーマル・スライム Lv:20 *63
ゴブリン・コマンダー Lv:51 *1
コマンダー・スライム Lv:51 *1
設備
ログハウス
疑似太陽
露天風呂
ゴブリン用の小屋 *10
ゴブリン・ノーマルの渦 Lv:10 *1
ゴブリン・ソルジャーの渦 Lv:10 *4
ゴブリン・ソルジャーの渦 Lv:20 *1
ノーマル・スライムの渦 Lv:10 *4
ノーマル・スライムの渦 Lv:20 *1
魔剣の台座
農場
川
水車
罠
装備
鋼のナイフ 等級C *1
戦闘用の服 等級C *2
魔剣ディザイア 等級A *1
ゴブリン達の粗悪な鉄の武具 等級F
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これが現状の俺達の持ち札だ。
アコアン達が来たときよりも、色んな物が増えた。
魔物の渦はDPを使って買った物で、これを起動している間は決められた魔物を量産し続けるというものだ。初期費用は馬鹿みたいに高いが、量産の上限は無いので、長期的に見れば遥かに安い。
次はゴブリン・メイジやメイジ・スライムといった、魔法系を使う魔物の渦を入れようかと検討中だが、DPの問題でまだ入れていない。
農場は、ゴブリン・ノーマル達の農業のために創った施設だ。
そこで色んな作物を作らせている。
川や水車も農業に利用するため、そして魚を取るために創った。
何故か川には色んな魚が流れてくるが、そこは「流れてきた方が本物っぽいでしょ」とエフィドスが言っていた。
ゴブリン用の小屋は、ゴブリン・ノーマル達が住む場所である。ゴブリンが増えたらもっと増えることだろう。
ゴブリン・ノーマル達が使う施設は、基本最下層の一つ上か、そこに近いところに置くことにしている。
そのため最下層は、未だに俺達の住むログハウスと露天風呂、そして暇な時釣りをするために創ったそこそこ大きめの池位しかまだない。
俺達の方は、毎日エクスペリエンス・スライムを狩っているおかげか、レベルが二人とも40を超えた。
更に召喚された日から魔法の練習をしたおかげで、俺は風魔法、玲奈は炎魔法が使えるようになった。
それに加え玲奈は超越者の瞳を使った応用技術、魔眼を使えるようになった。
俺も地球で鍛えた暗殺術がこの世界でも有効だとメフォール達との戦闘で明らかになったので、戦う術はある。
俺達の今の実力を冒険者のランクで表すならBランクの上位といったところだろう。
ちなみに魔剣ディザイアは、俺の神の眷属に含まれているスキル、創造を使って生み出した物だ。
エフィドスの呪いは戦闘にしか関与しないので、こういうことは出来るのだ。まあ作った後すぐにエフィドスがやってきて「今回はいいけど、スキルで無暗に物を創らないでね」と釘を刺されたが。
「まあ、俺達の持ち札はこんなところか」
俺は上の内容を紙に記し終わるとそう言った。
「とりあえず、調査の冒険者は出来るだけ殺さないようにするぞ」
「私もそれでいいと思う。今のところこのダンジョンに来ている冒険者は全員殺してるからね。そろそろ生存者を出さないとまずいと思うわ」
「ああ、後は調査の冒険者にこのダンジョンの利点を示せればいいんだが……やっぱ普通の宝箱渡すだけじゃ駄目だよなぁ」
DPでランダム宝箱という物をお取り寄せして、冒険者に渡す手もあるが、それだと普通のダンジョンとして処理されるだけだろう。冒険者が飛びつくような何かがないものかねぇ。だが、冒険者が飛びつくような物は大抵DPが嵩む。
俺が頭をひねっていると、玲奈が何か閃いたかのようにこう言った。
「そうだ、別に特産物だけじゃなくても、人が呼べればそれでいいのよね」
「ん?確かにそうだけど何か案があるのか?」
「一応これでも商売やビジネスには、家柄上結構触れてきたからね」
玲奈はとある金持ち資産家の家のお嬢様だ。
何で俺が行っている高校に来ているのかが不思議なくらいに。
それに昔仕入れた情報によると、玲奈はただのお嬢様ではなく能力もありかなり優秀らしい。
その玲奈が閃いた案には興味がある。
俺は若干期待を持ちつつその案を聞いたのだった。




