第一章 異変
あれから2日後、早くも処刑は始まった。
主人公 三島暁は
この騒動を軽視していた。
「人間みんな、いつかは死ぬんだ。)
しかし、そんな暁もある出来事をきっかけに
フライブに復讐する事を誓う・・・。
日本 トーキョーシティ。
「科学の最先端地点」とよばれるほどの成長をとげた日本。
人口も増え、日本全体の人口は20億人となった。
また、それが理由で処刑決行地に選ばれた日本。
トーキョーはとても静かになった。
9月2日。 pm 1時26分 奥山高校 屋上にて
「おぉーーい。みしまぁ!!」
(林か? うるさいなぁ。 寝てんのに。 おこすんじゃねーよ。)
「はじまったぞ。処刑。」
「もう?早いねぇ。」
「早いって・・・怖くねぇのかよ?」
「ふっ・・・」
三島は林をあざ笑うかのように静かに笑った。
「何がおかしいんだよ。」
三島は仰向けになって答えた。
「人なんかいつかは死ぬんだ。死ぬときはそのときが来たって事なんだよ。」
「なーにかっこつけてんだよ。ただの高校生が。」
「ははは・・・」
「実際怖いさ。でも、そんなあるかもまだわからないことに怯えて生きて楽しいかよ。なぁ?」
時々正論を言う三島を林は密かに信頼していた。
pm 7時48分。
林は暗い山道を自転車で走っていた。
林の家はトーキョーの山中にあるため、いつもこの道を走る。
「うぅ・・・、いつ見ても怖ぇなぁ。」
それは自転車のライトで薄暗く見える、小さな地蔵であった。
そこを超えれば、家は近い。林はいつもここを超えるたび、安心している。
「?なんだありゃ。」
木々の間から見慣れない光が見えた。
その光は林を不安でいっぱいにした。
近づくと共に心臓が高鳴る。
「ドクン、ドクン」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。」
そこには林の両親と見知らぬ男が2人いた。
さっきの光は男達の車のライトだった。
よく見ると母は泣いていた。
父も目が下を向いている。
様子がおかしい。まさか・・・。
「あなたたち、誰ですか!?」
林は勇気を振り絞って訪ねた。
男達は静かに林の方へ振り向いた。
「わたしたちのことはどうでもいいでしょう。さぁ、林君、一緒に来てもらおう。」
「うっうっ・・・」
母の泣き顔を見て林は確信した。
(こいつら、国連の・・・!!)
林は瞬くままに自転車をこいだ。
「くそ、待て!!」
「はぁはぁはぁ!!」
薄暗い道を全速力で走る林。地蔵を見る暇もなかった。
男達は即座に車に乗り、林を追いかけた。
・・・その後、林が高校に現れることはなかった・・・。




