12王国会議Ⅰ
今日俺は学園を休むことになった。王国会議への出席が父からも正式に要請をされたからである。シュバリエ家、アウシュ家、サディス家御三家と、宮廷魔術師団長に騎士団団長まで来るという。しかも厄介なのは、この会議は国中で中継されるということだ。勿論学園でも中継される。もう学園へ行きたくないという気持ちが高まった。
※王国会議とは、一年で一番大事な会議であって祭りと一緒に五日間開催される。
「マルクシュバリエ様、シェリーヴァンディ様、テティサディス様ようこそ。王城へ」
俺と同時に他の二家が到着した。てか俺以外皆女性なんですけどー?もう立場ないじゃん。マルス王直属のメイド達ということで、作法の所作も全てが美しいといえた。しかし、この会議には何故跡取り達も参加するのが義務なのかは今もわからない。
「はぁー・・・・・・・・・・・・・俺は不幸だな。この国で一番の不幸な人間になってしまうとは、もうやってやれない」
「マルク殿、それはあまりにも悲観しすぎです。私たちは国を動かす貴族の跡取り、このようなところでその態度ではこの先やっていけませんよ?」
「シェリーさんマルクは馬鹿だから相手にしない方がいいわよ?」
この二人実に対称的な態度だと思った。シェリーアウシュはもう実戦の舞台で活躍していて、次期騎士団としても、評価は高いし、テティはこのまま魔術師団長。多分俺だけ、劣等感のあるまま、魔法師として生きていくのだと思うと更にこの場が嫌になった。
「マルク様、テティ様、シェリー様会場の準備が出来ましたので、こちらへどうぞ」
あ、やべえ俺作法全く知らない。前世でも気を遣う相手はいたとしても正式な挨拶なんてしなかった。王様と他の貴族たち前に父親の顔に泥を塗ることはできない。もう死にたいと思ってしまった。
「よく来てくれた。お前たち三人よマルクには昨今の件で大変世話になったな」
「マルス王様にお褒めの言葉をいただきとても光栄でございます」
よし、これでいい完璧だ。もうこれ以上ないかえしじゃないかと思った。おもわず大声で『よし』と叫んでしまった。これには、周りの人たちが大笑いしていた。赤面したまま下をずっと見ていた。
『これより、王国会議を始めるとする。最初に皆に謝らねばならぬことがある。私の息子であったティナマルスが自分の欲に埋もれてしまい、シュバリエ家の騎士団の兵隊を次々に殺していくという不祥事を起こしてしまった。この件では、シュバリエ家、サディス家、アウシュ家には多大な迷惑をかけたことをここで詫びておきたい。すまなかった』
この王様頑固なくせに謝ることできるのか俺は心に中で印象が変わったと思った。




