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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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いちな、王宮へ行く!(準備編) 1

元ロスト 高橋いちな

ロスト商店街 組合長 津久井 耕太郎

帰依荘 寮母 ジェマ・トオマツ・パッカー

寮 生 ユージン・バトラー(士官学生)


んー今回も少し長めッス。

作戦会議の翌日に津久井は国王と謁見したいと言う旨の手続きをした。

その日の午後に、5日後に時間を開けるので王宮に来るようにと連絡が入ったらしい。


いちなは、寮母室でジェマさんとお茶を飲みながら教えてもらった。


今日の朝も真島に会えるかなと食堂に行ったが会うことはなかった。

しかし、タグメッセージが送られてきてあまり寮から出ないようにと困ったことがあったらすぐに連絡するようにというメッセージをくれた。


「ありがたいなぁ~。なる先輩頼りにしてます!」


と独り言を言いながら、同様の内容をメッセージで返した。

そして、無意識にイヤーカフを触る。なんだか守ってくれそうな気がした。


いちなは、今朝の事を思い出しながらお茶を飲んでいると


「ねぇ、いちなちゃんは王宮へ行くときの服は考えているの?」


ジェマは心配そうに聞いてきた。

いちなは ん? という表情をした。


「いちなちゃん、多分普段着で行くのは駄目だと思うよ…」


「まさか、ドレスコードとかありますか??」


美味しく頂いていたお茶が急に味がなくなる。


「あると思うよ…。私行ったことないけど。津久井さんに聞いたほうがいいんじゃない?」


「わっ、でも5日後ですよね。準備しなきゃだから今から津久井さんの所に行って聞いてきます!」


いちなは、慌ててロスト商店街の組合事務所に向かおうとする。


「じゃあ、私は津久井さんにいちなちゃんがそっちに行くことをメッセージで伝えとくから」


いちなは、ドアを開けて出ようとしていたので


「ありがとうございます!助かります」


と言いながら出て行った。

ジェマはその後を少し追いかけて


「ロスト商店街と行っても色んな人が往来しているから、いちなちゃん、気を付けなさいよ!」


どうしても伝えたかったみたいだ。


「ありがとうございます。気を付けていきます」


そのまま玄関で靴を履いて走って出て行った。


「本当に大丈夫かしらねぇ」

ジェマは心配そうにいちなが出ていくのを確認した後、すぐに津久井にタグメッセージを送った。

いちなは、走って寮を出たのはいいが少し考えてそこまで急がなくてもいいかもと思ったので商店街の中で走るのは止めた。


「ドレスとか着なきゃいけないのかな~」


いちなの知っている王宮はラノベ小説やアニメの中でしかない。


「あんな衣装買えないよ…。買っても一度しか着ないよね」


独り言を言いながら歩いているとすぐにロスト商店街組合事務所についた。


「こんにちは~」


といいながらいちなは事務所のドアを開ける。


「いらっしゃい。連絡受けてたよ」


津久井がニコニコ笑いながらいちなを歓迎してくれた。


「昨日から色々お世話になってます」


ペコリをお辞儀をした後、津久井に近くの椅子に座る様に言われたので向かい合うように座った。


「で、僕に相談って何?」


「はい、実は王宮に行くときにドレスコードがあるってジェマさんに教えてもらったんです」


その言葉を聞いて津久井は「あ~」と言いながら


「そうだね、その話はしていなかったね。そこまで厳しくはないけど、少し余所行きのお洋服があれば助かるかな」


と言いながら、ロスト商店街でも扱っているお店があるので何店舗か紹介してもらった。


「これらのお店なら、値段もそんなに高くないと思うよ」


「ありがとうございます。助かります。」


必要な事は教えてもらったので、津久井の仕事の邪魔にならないようにいちなは事務所を後にした。


「いちなちゃん、近いけど気を付けて寮に戻ってね」

行くとにジェマに言われた内容と似てるなと思いながら「ありがとうございます」と言った。


寮に帰る時に、急に疲れたな~と思いながら商店街を少しブラブラしながらゆっくりと帰っていく。余計な事は考えたくないが、こういう時ロンがいれば服とか選んでもらえるのになと少し思った。


「ん?でも、国王に会う原因をつくったのはロンさん達か…」

本末転倒だな。っとトボトボ歩いていると


「あっいちなちゃん!」


誰だ!私を呼ぶのは! と思いながら振り向くと


学校帰りの制服を着たユージンが手を振りながらいちなの元へ走ってきた。


「ユージンさん!お久しぶりです」


「本当だね!いちなちゃんどこ行ってたの?寮の無断外泊かい?」


おどけながらいちなに聞いてきた。

いちなは、苦笑いをしながら


「アハハ、そんな所ですかね」

と濁して答えた。


「意外と、ワルい子だったんだね~」

と深く追求せずにユージンも話にのってくれた。


いちなは、ついでとばかりに

「ところで、ユージンさんは王宮に行くときのドレスコードって知ってますか?」


と質問してみる。

さすがのユージンも驚て


「えっどうゆうこと?王宮に行くの?」

と真剣に質問してくる。


「はい、実は…」

といちなは、王宮に行く理由は言わずに5日後に謁見するけどどんな服を着ていいのか分からないと相談した。


ユージンはいちなの話をフムフムと聞くと

「僕、けっこう得意だから選んであげるよ」

と笑顔で言ってきた。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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