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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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いちな、帰依荘へ帰る! 2

元ロスト 高梨いちな

陸軍諜報課 ナルヒト・マジマ

帰依荘 寮母 森園 恵

ロスト対策室 室長 ローラ・タイラー


久しぶりのロスト商店街にいちなのテンションは上がっていた。


「なんだか、本当に久しぶりですよ!」


「あそこに、どれくらいいたの?」


「え~ちゃんと覚えてないです。3日?4日?ぐらいかな。」


「そっか~。同じ寮に住んでいるのに気づけなくてごめんな」


真島が急に謝ってきた。


「そんな、なる先輩が謝る必要無いじゃないですか。私もこんな事になるって思いませんでしたよ。」


二人で他愛のない会話をしていると、帰依荘に到着した。

いちなは、真島にお礼を言ってから寮母さんに挨拶にいこうとする。


「ね、いちなちゃん、せっかくだからお昼を寮で食べてからも遊ばない?」


真島が午後も遊んでくれるようだ。

「えっいいんですか?部屋で一人でいるのも少し怖いのでお願いします!」


昼食も一緒に食べる約束をしてからそれぞれ行動を開始した。


いちなは、寮母室をノックした。すると、森園の声が聞こえる。


「おはようございます…。いちなです」

いちなはひょこっとドアから顔を出した。


「いちなちゃん!」


森園はいちなのを確認すると、手首を引っ張りソファーに座らせた。


「大丈夫だった?急に魔法軍の人がきていちなちゃんは当分戻らないけど大丈夫だからって言われたんだけど…。」


といいながらさっそく、タグメッセージを送っていた。


「どこに送ったのですか?」


まさか、また魔法軍に連れていかれると思ったいちなは森園に聞く。


「ロスト対策室のローラちゃんに決まってるじゃない!あの子もいちなちゃんを心配してたんだよ。力不足でごめんねって」


森園はいちなにお茶を出した。


「ロストの人は確かに色々な事に特価している場合があるけど、こんなに普通はこんなに連れまわされたりしないからね」


「そうなんですね」


森園は話を続ける。


「でも、ここもあまり安全ではないからいちなちゃんを守ってくれる場所に身を寄せた方がいいかもしれないわね」


「いちなちゃん」


「はい。」


「一度、ロスト商店街のみんなで話し合わない?」


森園の提案にいちなは驚く


「そこまでしてもらわなくて」


「私達の目的はロストの保護よ。あまり、こちらの世界の人に侮られるのはよくないわ。もちろん、共存共栄が一番の目的よ。」


いちなが考えながら話す


「私がきっかけで、こちらの世界の人とロストの人の力関係が変化するかもしれないのですか?」


「急激にこちらの立場が弱くなるという事はないんだけど」


「分かりました!でも、これから昼食を食べてからなる先輩と遊ぶ約束をしていまして」


森園は頷きながら


「気分転換も大事よ。今日の夜皆で話し合いましょう」


森園と約束をしているとノックと共にドアが開く


「いちなちゃん!」


ローラが部屋に入ってきた。


「ローラさん!」


ローラはいちなを見つけると抱きしめた。


「ごめんね、怖くなかった?」


「大丈夫ですよ。色んな体験をしてきましたから」


抱きしめられたローラの背中をポンポンと叩く。

ローラが落ち着いた後、森園がロスト商店街の皆でこれからのいちなちゃんをどうするかの会議をする話を伝えると


「私も、参加していい?」


といちなに聞いてきたので


「大丈夫ですが、勤務時間外ですよ?」

そこまで迷惑をかけてもいいのか悩んだ。


「私の知識がなにか役に立つかもしれないしね!」


「では、よろしくおねがいします」


「そうよね、協力者は多い方がいいしね」

森園も賛成してくれた。


「私は、ローラちゃんと今日の夜の話をするからいちなちゃんは昼食を食べに行っていいよ」


森園に言われたので、いちなは真島と合流するために一度部屋に戻り、シャワーを浴び私服に着替えて食堂に向かった。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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