いちな、帰依荘へ帰る!
元ロスト 高橋いちな
陸軍 諜報課 ナルヒト・マジマ
今回は短めです。
久しぶりに、公園にあったブランコを真島と二人で乗った。学校や職場に行く人に白い目で見られていたがそれも含めて楽しかった。
「こんなに真剣にブランコ乗ったの久しぶりですよ!」
いちなは地面と水平になるつもりでブランコを漕いでいる
「俺も、俺も、結構高さがでるんだな」
真島も陸軍に入るぐらいなので運動神経が良い。二人でムキになって空に届くように競い合った。
「よし、俺はここから飛び降りるぅ~」の掛け声で真島はブランコから飛び降りた。
綺麗に放物線上に宙を舞い着地した。
「私もやります!」
いちなも、真島に負けじと同じようにブランコから飛び降りた。
少しバランスを崩したが膝で衝撃を抑えることができた。
「やった!」
ついつい嬉しくなって真島を見ると親指を立てて誉めてくれた。
「いちなちゃん、運動好きな方?」
汚れた手をはたきながら
「こう見えても運動部でしたからなね~」
と言いながら真島の方に近づいた。
「そっか、そっか。」
真島はいちなの頭をポンポンと叩くと
「んじゃ、一回寮に戻るか!」
「はい!」
二人で公園を後にした。
「ちなみに、ここから帰依荘にはどうやって帰るんですか?」
「んー。そりゃ公共交通機関だよ!さすがに車とか馬車とか持ってないわ。俺」
「バスとか電車とかあるんですか?」
真島は笑いながら
「えっ乗合馬車」
いちなは遠い目をしながら
「出た、異世界…」
と言ったので、真島は笑いながら
「そうだよな~。そういう反応だよな」
二人はディスキプルス・ストリートを出て、乗合馬車が集まっているロータリーへ行った。
「ロスト・ストリートへ行くのはこの馬車だよ」
真島に誘導されながら目的の馬車へ向かった。
真島に馬車代を払ってもらい二人で乗り込む。向かい合って座るタイプでしばらくすると発車した。
初めての乗合馬車は揺れがすごくて少し酔いそうだった。
「かなり揺れますね…。」
「そうだな、いちなちゃんは初めてだった?」
「はい、車とかで移動してました」
「おぉ~高級な移動方法だね」
「こんなに揺れるんだったら、私も転移魔法覚えようかな…」
「いちなちゃん…そんなに簡単に覚えられないからね。それ」
真島は呆れた顔をしていちなを見た。
いちなは、馬車の揺れを誤魔化すために目をつぶることにした。
「肩貸すから、眠っときな。そんなに時間はかからないから」
真島の言葉に甘えて、いちなは眠ることにした。
目が覚めると、懐かしいロストストリートの看板が見えた。
※注意事項※
いちなと、真島はブランコを乗る特殊な訓練をしています。
公園の遊具で危険な行為をしないでください。
最後までお読みいただきありがとうございました。




