いちな、陸軍へ行く! 1
見習い魔法師 高橋いちな
士官学生 真島成人
「よいしょっと」
転移先を自分の所属している諜報課に設定していた。
「おっお疲れ~」
真島の上官が既に待機していた。
「突然メッセージを送ってすみません。」
「いいよいいよ。その子が噂のロストの見習い魔法師ちゃん?」
いちなの軍服を見ながら、
「あっこの制服却下になったやつじゃん。でも、既成のズボンだと確かに裾が余るか…」
それは、本人に言わないでくださいね。と真島は心の中で訴えた。
「はい、そうなんです。軍服に関しては本人は恥ずかしかったみたいですよ」
真島は仮眠室のベッドにいちなを移動させると早速上官に報告する。
「とりあえず、本人が望んで滞在しているのかを確認したのですがどうやら軟禁状態だったみたいで」
「へぇ~。何か魔法軍の軍規でも犯したの?」
「いいえ、そのような情報はないですね」
「そっか~。んじゃ、囲みたくなる何かがあの子にあるんだね」
真島は苦い表情を浮かべる。
「でも、この前こちらにロストされたばかりなんですけどね」
上官は自分が座っている椅子の背もたれに体を預けながら
「まぁ、魔法軍だから魔力がらみなんだろうね~」
「いちなちゃん、これからどうなるんですか?」
真島は同郷のいちなの今後を憂いて聞いてみた。
「とりあえず、私の上官から最終的にルーク王子に報告かな」
ざっくりの説明でごめんねと上官が付け加える。
「で、この件でなるが本格的にこちらの名義で動いたから、辞令も出しちゃうよ」
と言いながら真島に向かって手を差し出した
「よろしくね」
「はっ、よろしくお願いします。ライト中尉!」
ライトは笑いながら
「ここでは、課長でいいよ。改めまして、ようこそ諜報課へ ナルヒト・マジマ」
といって握手をした。
とりあえず今日は夜も遅いので、いったんライトには軍の寮に戻って貰うことにした。
正式な辞令は明日朝一で発令するらしい。
しかし、所属する場所がセンシティブなので上官と同じ課ぐらいが知ることになる。
「ユージンには陸軍ってだけ言っとくか」
真島はいちなが仮眠室で寝ているため、諜報課のソファーで仮眠することをライトから許可されている。
「いちなちゃん、の気晴らしでもできたらいいんだけどな」
真島はいちなが目覚めるまで浅い仮眠を取ることにした。
真島はいちなが仮眠室で寝ているため、諜報課のソファーで仮眠することをライトから許可されている。
「いちなちゃん、の気晴らしでもできたらいいんだけどな」
真島はいちなが目覚めるまで浅い仮眠を取ることにした。
次の日、真島はいつもの習慣で朝の鍛錬の時間に目が覚める。
しかし、諜報課にいることを思い出しいちなが目覚めるまで仮眠室の隣にあるシャワー室で軽くシャワーを浴びた。
備え付けのタオルで体を拭きながら、事前に用意していた新しい下着に履き替え上着は着ずにワイシャツとズボンのみを着ていた。
髪の毛をワシャワシャタオルで乾かしていると、仮眠室のドアが開く
「おはようございます?」
昨日、ベランダから脱出したままの軍服でいちなが真島に挨拶をした。
陸軍 諜報課 課長 ビリー・ライト(中尉)
最後までお読みいただきありがとうございました。




