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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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いちな、魔法を教わる! 5

魔法師見習い 高橋いちな(元ロスト)

魔法師団長 ハリス・フルーム

魔法師副団長 ニコラス・モーエン

オーモンド隊 隊長 ロン・オーモンド(少尉) 

いちなは、目をつぶり部活で使用していたライフルを想像する。

そしてそれを創造するように念じると右手に魔力が集まるのが分かった。

出来上がった事を感覚で分かると目を開ける。そこには、高校時代愛用した小口系ライフルが手の中に収まっていた。


ハリスとニコはロッドでないことに驚き、ロンはまさかいちなが創造するとは思わず驚いた。

「それは何ですか?」

ハリスは初めてみたらしくいちなに説明を求めた


いちなは照れながら

「私、高校の時にライフル射撃部っていう部活に入っていまして、もちろん実弾じゃないですよ。体術とかはさっぱりなのでこれだと慣れているし形も覚えていたからどうかなって」


ロンは、いちなの武器を見ながら

「僕は、これを陸軍で見たことがあります」

と付け加えた。


「どうやって使うのですか?」

ハリスはいちなに質問する。


「ちょっと待ってくださいね。多分、弾は魔力を出力すると思うんです」

といいながら構えた。

そして、天井についている照明に照準を合わせて弾を詰めるイメージをしてから引き金を引いた


シュン      …パリン


「あっ当たりましたね!ちゃんと割れました」


上手く使うことができたので思わずハリス達に報告する。

ライフルを下ろすと三人の方を見る。三人とも固まっていた。


「あれ?どうしたんですか?大丈夫ですか?ガラス片とか当たりましたか?」

説明不足だったかなと思ったいちなは焦りだした。


すると、ニコが

「なぁ、タカハシ。俺さっき言ったと思うけど、この空間はある程度のレベルの魔法は結界によって守られているんだよ」


「はい、そう言ってましたね」


続いてハリスが

「この空間にあるものが魔法によって破壊されることはないということですよね」

といいながらフライをかけていちなが割った照明を確認しにいった。


ロンは苦笑いしながら

「うん、いちなちゃんそれ(ライフル)使用禁止ね」


せっかく作ったのに、速攻で禁止になったいちなの特技だった。

せっかく作ったのに、速攻で禁止になったいちなの特技だった。

結局いちなは、ニコとハリスが得意としている魔法での攻撃の練習をした。

ロンは体術と魔法の組み合わせなのでちょっと難しいらしくニコと対戦しているのを見学しているだけだった。


午前中の実践が終了したので、借りていた施設の返却処理をし四人で魔法軍の施設へと戻った。





「ん?あれ?いちなちゃん」

「おい!静かにしろよ」



どこかで聞いたことのある声があったのだがいちなが振り返った時には誰もいなかった。


「いちなちゃん、どうしたんですか?」

ロンに声をかけられたので

「いえ、なんでもないです」

と言いながらロンの後を追っていった。

その日の昼食は、なんと魔法軍の食堂で取ることになった。

さすがにハリス、ニコがそこに行くと他の軍の人が困るのでいちなとロンの二人で行くことになる。


食堂はいちなが行った事のある学食よりも豪華だった。昔、テレビで見た企業の社食みたいな感じだ。


「うわぁ~すごいですね!」


多くの人が昼食を取る為に食堂に集まっていた。同じ軍服なのであんなに嫌がっていたのに少しテンションが上がる


「ロンさんは何を食べるのですか?」


「んー。体を動かしたからお肉でも食べようかな」


「あーいいですね!私も同じ物食べたいです!」


ピョンピョン飛びながら皆が並んでいる列に並ぼうとするがすぐに回れ右をしてロンの所に戻ってきた

子どもの様にはしゃいでいるいちなをみて笑っていたが戻ってきたいちなをみて

「どうしたの?」


いちなはもじもじしながら…


「お金を持ってないです…」

悲しい顔でロンを見る。


ロンは笑いながら

「あー大丈夫だよ。ほら、一緒に行こう」

ロンに手を引かれながら列にならんだ。


すると、特にお金を回収されることなく注文をとり食べることができた。


帰り際にどうしてもこの食堂のシステムが分からなかったのでロンに聞いてみると

「この軍服を着ていると無料になるんだよ」

と種明かしをしてくれた。


「この服ってなんだかすごいですね…」


短パンだけどね…。


「そだね。他にも色々あるんだけど見習い魔法師ちゃんには秘密かな」


とウインクしながら言われた。

なんだかムカついた。


 授業が空いている時間を利用して、魔法の練習をする為に練習棟に行く。

体術には自信があるが、魔法が苦手なのでユージンに声をかけて付き合ってもらった。

アイツは、フワフワしているのに体術、武器、魔法のオールラウンダーだ。どの軍にいっても大丈夫だろう。

 午後からは授業があるので早めに切り上げて学食へ急ぐ。ユージンに自分が苦手としているところを反省会のような感じで話していた。

すると、ユージンが立ち止まる。

ユージンの視線を追うと、そこには魔法軍の制服を着た4人の軍人がいた。

フルーム師団長、モーエン副師団長、もう一人はいちなちゃんに付きまとっていたヤツ?

そして、最後の女の子は…


「ん?あれ?いちなちゃん」

ユージンがいちなに向かって行こうとする。

慌ててユージンを彼らが見えない位置まで連れていく

「おい!静かにしろよ」

俺が慌ててユージンを連れ込んだのでユージンが驚く


「こんなところに連れ込んで…ナルはそっち系?」

からかうようにユージンが俺に話しかける。

「ちげーよ。ほら、いちなちゃん、魔法軍の制服きてるだろ。今話しかけるのはヤバいだろ」

ユージンは少し考えて

「そーなの?別枠で入軍したんじゃないの?」


そんな簡単に入れるわけねーだろと思いながら。


「いちなちゃん、そういうのに興味なかったじゃん」

「そうだね…。」

ユージンは何かを思い出したように

「そういえば、寮にも戻ってないみたいだよ。何日か前にジェマさんが心配していたのを覚えているわ」

「えっそうなんだ」

「いちなちゃんが、魔法軍に入ったんだったら、僕も魔法軍に行こうかなぁ~」

「相変わらず、動機が不純だな」

「まあ、ユージンだったらどこでも入れるもんな」

「ナルはもう決まってるの?」

「そうだな…俺もそろそろ決めないとな」


「ナルお腹すいたよ」

「ごめん、今日は奢るから早く学食行こうぜ」

「やったね~。スペシャル頼もう!」


真島とユージンは、いちな達とは別の方に歩き出した。



昼食べたら、報告だな…。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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