表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

80/161

いちな、魔法を教わる! 3

魔法師見習い 高橋いちな(元ロスト)

魔法師団長 ハリス・フルーム

魔法師副団長 ニコラス・モーエン セリア・ミルズ

オーモンド隊 隊長 ロン・オーモンド(少尉) 

次の日、いつも通りの支度を終えるとロンが朝食と共に入ってきた


「おはようございます、ロンさん」


「おはよう、いちなちゃん」

ロンさんと一緒にいる率がものすごく高くなってきているよ~。


内心トホホと思いながら一緒に朝食の準備をする。


ロンはいちなを見ながら

「今日は髪型が違うのですね」

さりげなく気遣う


いちなは笑いながら

「ありがとうございます。今日は実践という事なのでひとつにまとめてみました」

いつもは、髪を下ろしているいちなだったが、洗面所に髪をまとめる紐がおいてあったので使ってみることにした。動いている内にすべるかなと思ったが意外としっかり絡んでいるのでゴムでなくてもなんとかなるものだと思った。


「そうですか。女性は髪型ひとつで印象が違ってくるものなんですね」


朝から紳士な対応で少し恥ずかしくなるいちなだった。


朝食をとり軍服に着替えると、ロンと一緒に部屋の外にでる。

今日もすれ違う人たちとは気まずい雰囲気になるが、もういいかと諦めることにした。


直接副師団長室に行くと既にハリス、セリア、ニコの三人がそろっている


「おはようございます」

いちなとロンはそれぞれ挨拶をする。


「遅かったですかね?」

いちなが恐る恐る聞くと


ハリスは微笑みながら

「大丈夫ですよ。いちなちゃんとは別件で打ち合わせを行っていたんですよ」

その言葉に副師団長たちは頷いた。


「良かったです…」


「今日は、私も実践に参加させてもらってもいいですか?」

ロンがハリスに聞くと大丈夫ですよと即答した。

いちなが心配そうにロンを見ると


「ちゃんと、イアンに今日の仕事を押し付けてきたので大丈夫です」


やっぱり押し付けてきてるのですね。と思ったがあえて言わなかった。


「その代わり、私の秘蔵のお酒が一つなくなりました」


イアンさんもしっかりしている方なんですね…。


「それでは、時間も限られています。さっそく移動しましよう」

ハリスの声かけにみんなが了承する。


「今日は、私はお留守番です。いちなさん、お手柔らかにね。壊しては駄目よ」

セリアはニコと交代で作業をするみたいで、部屋で待機をする。


いちな、ロン、ハリス、ニコの四人で移動する。


ハリスはニコと仕事の話をいちなは、ロンの隣で無言で移動する。


「いちなちゃん、もしかして元気がない?」


無言のいちなに声をかけてくる


「そんなことないですよ。ただ」


「ただ?」


「寮はどうなっているのかなって思って」


少し高めにまとめている髪がいちなの歩みに合わせて左右に揺れる。

それを横目にみながらロンが


「ちゃんと、話はしているから大丈夫だと思うんだけど、気になる?」


「そうですね。私が直接寮母さんに話した訳ではないので」


「…そうだね」


いちなは、歩くのを止める

それに合わせてロンも止まる


「私、寮に戻れますよね?」


急に不安になったいちなはロンを見つめながら聞いてくる

ロンもいちなを見つめる


「もし」


「もし戻れないかもって言ったらどうする?」


「えっ」

いちなは冗談ですよね?と言うつもりだったが

ロンの目をみて冗談ではないと悟った。


「それって」

いちなが続きを話そうとしたとき


「いちなさん、ロンこちらですよ」

ハリスが嬉しそうに二人に声をかける


「師団長すみません!」

ロンがハリスに返事をしながら、いちなの手をとる、グイっと引っ張られたので驚いてロンに倒れそうになった。


その時、ロンがいちなの耳元で

「一緒に住む?そしたらもう少しいちなちゃんに自由をあげることができるよ」


いちなが答える前にそのまま手をとって走り出す。

「考えておいてね」

振り向きながらロンに言われたが、いちながそれに答えることはなかった。

最後までお読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ