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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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いちな、魔法を教わる! 2

魔法師見習い 高橋いちな(元ロスト)

魔法師副団長 ニコラス・モーエン セリア・ミルズ


更新が遅れてしましました。

セリアとのお勉強会はそのまま副師団長室の応接セットで口頭形式で行われることになった。セリアに言わせるとメモを取るほどのものではないらしい。


「多分、講習会で基本の事を聞いたと思うんだけど、そもそも魔法って何?から始めないとね」


セリアは小さい子に話しかけるようにゆっくりとした口調で


昔々、この星が始まる時

創造主は悩んでいました

何か足りない

綺麗な星ができたのはいいけれど

このままだとそれだけになってしまう

未完成の星を眺めながら悩んでいると


創造主(神 様)の事がちょっと気になる

違う次元の創造者(神 様)が言いました

「少しだけ意地悪な要素を入れればいいと」

そういって、創造者が漆黒の雫を創造主の星に


一滴落としました


するとその星に浸食するように広がる漆黒

創造主と創造者は慌ててしまいます


創造者が少し気になっていた創造者は

悲し気に言います

「ひどい」

これ以上手を加えるとこの星がどうなるか分かりません


創造主は悲しくて悲しくて(あふ)れた涙が星に落ちる

涙と漆黒が混ざりあい浸食が止まった


儚く輝きだした星はいよいよ動き出す

動き出した星を見つめる創造主と創造者

創造主は言いました


「自分の星を見に行かなくてもいいの?」


創造者は言いました


「この星に意地悪をした責任を負うことにした」


「この星が最後を迎えるまで一緒に見届けよう」


そう言ってこの星が必要以上に早く消えないように

見守り続けています




セリアはおとぎ話を言い終えると

「この、意地悪って表現されている所が魔法って言われているのよね」


「で、魔力で漆黒と呼ばれているのは魔王様を指しているの。この世で黒い色の魔力を発現させることができるのは魔王様だけだからね」


「そして、漆黒を止めた創造主の涙の色が始まりの魔女の色と呼ばれているの。」


セリアは指し棒の様な形のロッドを出してノック式のシャーペンの様に親指でロッドの先をカチリと押すとほどよい長さのロッドに変形する。

それを軽く振ると、綺麗な赤い粒子が舞う


「始まりの魔女の色は何色か分かっていないの。私のような赤かもしれないし」


「いちなさんのような白銀かもしれない」


セリアはいちなを見ながら


「多分、その色が判明するとそれを持っている人は捕らわれてしまうから。創造主はわざと知らせないのかもしれないわ」

「と、ここまでが魔法って何というお話しでした。次は使い方だね」


セリアは先ほどのロッドで円を描く

すると魔相環が現れた

7時から11時の間に紫から橙の光が表示されている


「私の魔相環はこんな感じね。攻撃魔法は見ての通り火が得意ね。でも、ここでは攻撃魔法は使えないからまた明日、できる場所へ行って実践してみましょう」


「実践してもいいんですか?」

いちなはやっとセリアに話しかけることができた


セリアは笑いながら

「せっかく、そんなかわいい軍服着てるんだから権利を行使しないとね」


「あっ、ソウデスネ」

いちなは恥ずかしい軍服を着ていたことを思い出す。


その後セリアから教わったことは、魔法はイメージという簡単な内容だった。

いちなが、エリーの攻撃魔法を防御できたのもそれをイメージして言葉に出したかららしい


「でも、誰でもできることではないからね。気を付けてね。いちなちゃんは、やっぱり魔法の才能があるのだと思うわ」


「魔法のセンスや魔力が少ない人ほど言葉で表現しなければいけないの。少なくとも魔法軍に所属できる人は3語ぐらいで魔法を放つことが入隊条件ね」


「そうなんですね」


ハリスさんとかいつも一言で終わっているもんね。


「ちなみに、無詠唱と一語、一語と二語の魔法の発動にはすごく大きな壁があるから用意に使用することができないのよ」


「じゃあ、セリアさんとかハリスさんはすごいんですね」


セリアは照れながら

「まぁ、魔法軍の上層部でいられるぐらいはがんばっているかもね」


いちなは少し考えながら

「セリアさんが水の魔法を使おうとすると、文章みたいな詠唱をすれば可能なんですか?」


「そうね、基礎魔法の教科書を引っ張り出して、己のプライドをズタズタにしながら詠唱をすればできるわ」


「コップ1杯ぐらいの水がね…」


遠い目をしながらセリアは言った。


「試したことあるんですね…」


書類整理をしていたニコが

「そうゆう課題が昔あったんだよなー。誰しもが通る黒歴史だなっ」

ガハハと笑いながら教えてくれた。


「ちなみに、ニコはこれぐらいの火を起こすために4行ぐらい唱えたからね!」


といってセリアは小指の第一関節ぐらいの炎を表現していた。

お互いを罵りあうと気分が落ち着いたのかセリアがいちなに向かって


「ちなみに、いちなちゃんはそういう心配ないから…大丈夫だよ」


「それって、大丈夫なんでしょうかね」

と乾いた笑いをしたいちなだった。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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