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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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いちな、魔法軍に仮入隊? 4

ロスト 高橋いちな

魔法師団長 ハリス・フルーム

オーモンド隊 隊 長 ロン・オーモンド(少尉) 

       副隊長 イアン・グレイ

       隊 員 リズ(愛称のみ、ごめん…)

           エリノア・バントン

ロンはいちなに近づくとスヤスヤと寝ていた。

かがんでいちなの寝顔を見ながら

「この頃嫌われてばかりだよ」と言うと目にかかっている前髪を横にずらしてから

いちなを隊の仮眠室に移動させた。


部屋を出ると外には、オーモンド隊とハリスが待っていた。


「隊長!」イアン達がロンに近づく

「大丈夫でしたか?」

イアンが心配しながらロンに確認すると。

ロンはハリスに目で挨拶した後


「この話は中でしたほうがいい。師団長もお時間ありますか?」


ロンの問いかけに


「ああ、大丈夫だ。私も君に話があったからね」

といい皆で隊の部屋に入った。


ハリス、ロン、イアンはそれぞれソファーに座り、リズはロンの背後に立ちエリーはお茶を入れにいく。

お茶をそれぞれに渡してエリーはイアンの背後に立った。


紅茶を一口飲むとハリスが今回の件を聞いてきた

「で、どうやっていちなさんの魔力暴走を止めたの?」


「はい、魔王様がこちらに来ていちなの魔力を魔石に吸収させてくれました」


「魔王様がこの部屋にきたんですか?」

イアンも驚きロンに確認する。


「ああ、さすがに今回魔王様がいなければ僕は危なかったかもね」

引きつった笑顔をしながらイアンに話しかける。


ハリスはその言葉を聞いて難しい表情になる

「では、魔王様は何か言っていたかい?」


「はい、本来ならば私にも爪痕を残そうと思ったらしいのですが、今回は許されたこと。そして、前回爪痕を残された物は処分したと告げられました」


それを聞いたハリスは

「私がロンに伝えたかった事はその件だったんだよ。今朝、あの魔術師が処されたと

 綺麗にタグが無くなっていたよ」


その言葉に、部屋の空気が重くなる


それを払拭させるようにハリスが手を一つ叩く

「この話はここまで。それにしても、いちなさんが魔法のお勉強の為にここにいてくれるのは素敵じゃないか」


「はい、学ぶために当分ここにいてくれるみたいです。」


「そうそう、いちなさんは、どうして魔力暴走するほど怒ってしまったのだろうね?」

ハリスの疑問にオーモンド隊は遠い目をする。


「隊長のせいですね」

「隊長の趣味ですね」

「隊長が悪いでしょう」

エリー、リズ、イアンがそれぞれロンの事を非難した。


「そこまで言わなくても…」

ロンが白を切ろうとしているとき


ガチャ


仮眠室のドアが開く

覚醒したてで寝ぼけているいちなは自分がいる場所がいまいち把握できていない。


寝ぼけているいちなを見たハリスが驚いている


「いちなさん?」


ハリスの声に反応したいちなは、ボーとしながら彼が座っているソファーの隣が空いていたので座った。


まだ寝不足なのかそのままハリスの肩に持たれて再び眠りだした。


その光景をみて、リズとエリーがギョッとする。

自分の所属している軍のトップにする事ではないからだろうか

怖いもの知らずを見ていると


ロンは自分の上着を脱ぎいちなの膝にかける。

その行動をみた女性二人は再びギョッとした。

自分の上官の紳士な行動を見ることができたからかもしれない。


ハリスは、苦笑いしながら


「たしか、この軍服不採用になったやつだよね」


「そうですね…男性の軍人はむさくるしく、女性の軍人はこの姿では前線に出れないとのクレームが多かったので…」


「隊長だったら似合ってたんじゃないんですか?」

イアンがニヤニヤしながら言うとロンはつま先でイアンを蹴った


「痛って」


「僕が着るわけないだろ」

イアンを睨みながら言う。


「私も、隊長だと似合うと思います!」

リズは思わず意見を言う。


「リズ、君は陸軍との合同練習を希望するのかな?」

ロンは綺麗に微笑むとリズに質問してきた


リズはその言葉を聞いて青ざめる

「無理です。あの軍は体力がおかしいですので!」


「だったら、静かに待機しようね」


「はい!すみませんでした!」


その会話を聞きながらエリーはリズを残念な子を見る視線を送りながら

「先輩…」といって首を振っていた。


ロンは言い訳をするように

「早急に服を取り寄せたのですが、いちなちゃんのサイズがなくて応急処置みたいな感じですね。軍服を着ればその気になるかなと思いまして。」

ハリスに言った。


たしかに、上着も大きいらしく袖から手が半分しか見えていない。

軍服のサイズがいちなを幼く見せていた。


ハリスは溜息をひとつ付くと

「とりあえず、いちなさんが目を覚ましたら座学から始めましょうか」

最後までお読みいただきありがとうございました。

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