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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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いちな、魔法軍に仮入隊? 2

ロスト 高橋いちな

オーモンド隊 隊 長 ロン・オーモンド(少尉) 

       副隊長 イアン・グレイ

       隊 員 リズ(愛称のみ)

           エリノア・バントン

いちなは最後の最後までロンに抗議したが、エリーと同じ服を着たければ正式に入隊することと言われて諦めた。


ロン、エリー、いちなの三人で廊下を歩いていると


すれ違う魔法師たちがいちなの軍服を見てざわついている。

いちなも少しずつ不安になってくるのでエリーにこっそりと聞いてみた


「エリーさん、やっぱりこの服装変じゃないですか?」


エリーは一度立ち止まりいちなを確認すると

「いえいえ、かわいいですよ」


「でも、通り過ぎるとざわついているんですよ」


二人の会話を聞いていたロンが


「それは、オーモンド隊に子どもが入隊したと思われているかもね~」

と少し楽しそうに言った。


「やっぱり、子どもだと思われているんじゃないですか!」

いちなは、プリプリと怒りながらオーモンド隊の部屋へと向かうのだった。


ロンはノックをせずに部屋に入ると中にはイアンが既に出勤しておりいちなを見て驚いた


「タカハシ殿、その服は…」


いちなは少し拗ねながら

「この軍服を着ないと、この施設の移動はできないし、魔法も教えてもらえないって言われたので仕方なく来ています」


とロンを見てからプイと顔をそむけた。

ロンは苦笑いしながら

「そんなに怒らないでよ。ねっほら、魔法の使い方教えるから」


その言葉使いに呆れたイアンが

「隊長もタカハシ殿の前では形無しですね」

和やかな雰囲気が漂っていた


しばらくすると、すごい勢いでドアが開く

「エリー!謹慎開けたの!!!」

興奮した女性はエリーを見つけるなり突進していった


「あっおはようございます。無事に今日から任務に着く事ができます!」

と言うと、ガシッと抱き着き


「良かった…。もう、施設内での攻撃魔法はほっんとうに駄目だからね」


「それにしても、相手の人は大丈夫だったの?この件について箝口令が出ているみたいであまり話が入ってこないんだけど」


「リズ、それは大丈夫だよ。」

ロンがリズを落ち着かせようと声をかける。


「隊長、でも、普段は魔物とかが対象だから人間相手なんて手加減できるのかな?」

不思議そうにロンに質問する。


「相手は魔法を無効にしたからね」

イアンは苦笑いしながら言った。


「えっ副隊長も現場にいたのですか?」


リズと呼ばれていた女性がイアンに確認する。


いちなは、その場に居づらいなぁ~と思いながらひたすら空気になることに徹した。


存在感空気になる魔法とかあるんかな?


「リズ、とりあえず落ち着け。仕事にならないよ」

といいならがロンがいちなの両肩に手を置く。


「ということで、今日からしばらく我が隊に身を置く事になったタカハシ・イチナさんだ」


えー。強引に私を紹介しにきた…。ロンさん、怖い。


イアンとエリーは知っているのでリズに向かっていちはな挨拶をする。


「初めまして、訳あって少しの期間ここでお世話になる高橋いちなです。よろしくお願いします」と言ってお辞儀をした。


いちなをみたリズが指を刺しながら


「あっ朝から噂になっていた、怖い人に襲われている所を隊長が助けてそのまま保護しているうちに魔法の才能があるかも知れないからって隊長に保護されたいたいけな少女に責任をとらないといけない事を…。」


「リズ先輩、それ以上は駄目です。今度はリズ先輩が謹慎になっちゃいます」

エリーは慌ててリズのお口の暴走を止めようとする。


始めはニコニコ笑っていたロンとイアンも最後の言葉で怪しい雰囲気の表情になる



ロンの隣で伏し目がちで肩を震わせるいちな。

リズの話す内容に恥ずかしいやら怒りが出てくるやらで…


「ロン…さ…ん」


コイツに私は振り回されすぎていると思う。


いちなは、ロンに抗議する為に目を合わせにいった。


いつもは飄々としているロンの顔色が悪い。


「あっヤベッ」


思わず普段使わない言葉遣いになる。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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