いちな、魔法軍に仮入隊? 1
ロスト 高橋いちな
オーモンド隊 隊長 ロン・オーモンド(少尉)
隊員 エリノア・バントン
カーテンの隙間から朝日が降り注ぐ、いちなはベッドから起きて思いっ切り体を伸ばす
「う~ん。良く寝た!」
軟禁状態だけどね!
ここでの生活も3日目になろうとしている。
この部屋から出たことないけどね。
洗面台らしき所で顔を洗い自分が着ていた服に着替えると
ノック音が聞こえてから
「いちなちゃん、おはよう!」
「おはようございます。タカハシ様」
ロンともう一人謹慎が解けたエリーが部屋に入ってきた。
「おはようございます。ロンさん…と?」
エリーは姿勢をただし
「はい、オーモンド隊 エリノア・バントンです。よろしくお願いします」
敬礼をされた。
「あの、私は一般人なので敬礼と敬語はいりませんよ。いちなって呼んでください」
いちなはエリーに微笑みながら伝えた。
エリーはロンをみて指示を仰ぐ
「そうだね、いちなちゃんはエリーの下になるからいいんじゃない?」
と許可をだした。
「とりあえず、いちなちゃんの今日の事を説明するからエリーはそれを置いて一度隊の部屋に戻ってくれる?」
「はっ承知しました!」
と言って部屋を出て行った。
ロンは気を取り直して
「朝から騒がしくてごめんね。さあ、いちなちゃんお腹すいたでしょ、さっきも言ったけど食べながらでいいから今日の予定を聞いてほしいんだ」
といいながら、ロンがいちなの朝食の用意をした
「いただきます。」
昨日よりは固形食が増えてお腹の持ちも良さそうだった。
さっそくロンが話を始める
「今日から、いちなちゃんは魔法師見習いとして僕の隊に入ってもらうね。と言っても昨日言った通りお勉強しかしないから大丈夫。分からないことがあればエリーに聞いてね。もしかすると、師団長が副師団長を紹介するかもしれないかな」
いちなは、食べながらうんうんと頷いた。
「で、さすがにいちなちゃんの普段着でこの施設を移動するのは問題があるから」
といってさきほどエリーが持ってきていた袋から水色の軍服を取り出し
「近いサイズを調達してきました!!」
「朝食食べたら着替えてね」
ロンは嬉しそうにいちなに軍服を見せびらかしていた
いちなは今食べているものを飲み込むと
「軍服じゃなくても、従業員とかの制服じゃあ駄目なんですか?」
「それに私は学べるだけでいいって言っていたと思うのですが」
いちなはロンに確認する。ロンは思い出したように
「一応、師団長にいちなちゃんの意向は伝えたんだけど、魔法の使用が制限されちゃうから形だけでもって言われたんだよね」
ロンの指摘に
「あー、そうゆうのもあるんですね。タグメッセージと同じシステムか…」と納得しながら朝食を再び食べ始めた。
綺麗に完食したあと、ロンの方を見ると嬉しそうに水色の軍服を差し出してくる。
「残りの小物はここの中に入っているからぼくが、食器を片づけている間に外に出られるように準備しておいてね」
と言うと部屋を出てしまった。
ロンを待たせるのも悪いと思いクローゼットの中で着替えることにする。
「えーっと、ワイシャツ、靴下、革靴、上着、短パン…ハイソックス」
「マジかよ・・・」
いちなは渋々出された服を全て着てクローゼットから出てきた。
そこには既にロンが帰ってきていたらしくいちなの軍服姿を見ると
「うん!かわいいね!いちなちゃん」
すごく喜んでいた。
いちなは、怒りを噛み殺しながら
「これって、どういうことですか?私は、ちびっ子ではないのですよ」
いちなのコーディネートはいわゆる小学生男子が入学式に着ていきそうな感じの軍服だった。
「上半身は、いいんです。ロンさんとお揃いじゃないですか。で・す・が、この下半身どうして、私はハーフパンツにハイソックスなんですか?」
いちなが、ロンに対してキーキーと怒っていると
エリーがいちなの部屋に入ってきた。
「いちなさんサイズどうで…。」
いちなの軍服をみたエリーが
「かわいいぃ~」と思わず言ってしまった。
ロンは、遠くを見ながら
「サイズがね…間に合わなかったんだよ」と言い訳をする。
「いちなさん、すみません。でもかわいいのは正義ですよ!」
エリーさんそれフォローになってないです。グスン。
最後までお読みいただきありがとうございました。




