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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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結界案件 前編

魔法師団  副師団長 ニコラス・モーエン

オーモンド隊 隊 長 ロン・オーモンド(少尉)

       副隊長 イアン・グレイ


※楽しい内緒話の後の魔法師団の動きです。

ハリスの執務室から出てきたロンとイアンはしばらく無言で廊下を歩く


「団長相変わらず危ない感じですよね」

イアンはロンにしか聞こえない声で言った。


「…いつもの事でだろ。気に入ったものを見つけると見えなくなるのは」


「ですが、いいんですか?あなたのお気に入りでもあるんでしょ?」


意味深げに聞いてくる。


「師団長が欲しいのは()()であって彼女ではないからな」

余裕の表情をイアンに見せる


「あ~男前はいいよなぁ~」

ロンの惚気を聞いてイアンは部下から友人のモードに切り替わる。


「このままタカハシ殿の部屋に向かうの?」


「そうだな、そろそろ目覚めているはずだろうし」


「じゃあ、俺はエリーの処分内容を書類にしてから本人に伝えに行くよ。後でサインだけよろしくな」

とロンの肩を軽く叩いてからイアンは部屋に戻った。


「さて、姫のご機嫌伺いにでも参ろうか…」

エレベーターホールからいちなのいる部屋の階に転移する。

そのまま進んでいるといちなが眠っているはずのドアの前が少し騒がしい。

ロンは小走りになってそこへ急ぐ


見張りについていた魔法師二人が話し合っているところに介入する

「一体どうした?」

ロンを見つけると二人は簡易の敬礼をした後方向し始める


「はっ、さきほどまでは特に異常が無かったのですが、突然この部屋だけ結界の反応が出ました」


「結界?外側からか?」


「いいえ、内側からの結界です。」


ロンは鼻で笑いながら

「中の客人は()()()()()と伝えたはずだが」


「はい、私たちも交代時にそのような説明を受けています」


ロンは魔法師達の言葉を少し疑っていたのでそのドアを開こうとドアノブに触れようとした瞬間


バチッ


「つっ」 スタンガンの様な電気系の痛みが体に走る。


「これは…」


その時出現した黒い電気を確認したロンは、結界が張られているエリアを確認する為に軽い魔法を放つ


「レイン」

水滴が一瞬で氷雪に変化し壁に攻撃し始める。

大体いちながいる部屋のみの結界だ。


「結界も黒か…」


魔王がらみか、面倒だな。


「とりあえず、あなた達はこのままここで見張りを続けてください。ただし、客室側ではなく反対側で待機するように。変化が現れるまで目視のみで大丈夫だ。」


「変化が現れたらすぐに私に連絡するように」


「「はっ」」


二人の魔法師は再び敬礼する。ロンはその場を離れようとするが一度振り返り


「決して、結界のエリアを触るなよ」

と強い口調で伝えた。


ロンは再びハリスの執務室に訪れたがこちらも結界と防音が張られている。

それを見て舌打ちしながら


「家に帰れよ」と普段なら使わない口調で執務室を睨みながらモーエンの所へ向かった。


副師団長の部屋に入るとモーエンが一人で書類を整理していた。


この人、こうゆう見た目なのにすごくきっちりしているんだよな~。としげしげと見ながら

モーエンの前に立つ

「モーエン副師団長少しお話しをいいですか」


書類から目を離しロンを確認すると

「どうした、オーモンド」


「はい、実は、さきほどイチナ・タカハシの部屋を確認に行きましたがどうやら結界が張られている状態になってます」


「結界?タカハシがオーモンドに怒って結界でも張ったのか?」


「そうですよね…」

普通はそう判断するだろう。


「いえ、確かに結界は内側から張られていますがイチナ・タカハシ本人の物ではありませんでした」


「どうゆうことだ?」


「結界の色が黒…でした」


黒の言葉に反応したモーエンは持っていた書類を机に置いて、背もたれに体を預け溜息をつく


「また、魔王様がらみか」


ロンはうなずく

「はい、何らかの原因で魔王が入室できないように結界をはったみたいです。一応警備は着けていますが、ほぼ意味はないでしょう。結界に触れるなと変化があれば伝えるように命令しています」


「この内容だと俺じゃなくて、師団長へ報告するべきだろ?」

なんで俺なんだ?という顔をされる


ロンはモーエンの奥にある窓を見ながら

「はい、先に師団長の執務室に言ったのですが…その…」


「どうした?」


「執務室にも結界と防音が張られていまして…」

報告とはいえかなり気まずい。


モーエンも目を細めながら、あ~と言った後

「すまんな。俺から言うのもおかしい話なんだが」


「あいつら何やってんだか総督の部屋も近いのに」


ロンは相槌が打てず困った顔をしてごまかした。


モーエンも気を取り直して

「とりあえず、この件は俺への報告で大丈夫だ。あとで、ハリスに文句を言われたら俺が言い返してやる」


「ありがとうございます。報告は以上です」


「ああ、ご苦労。一応、警備が終わった者たちのタグチェックだけ頼むわ。それで爪痕あったらさすがにかわいそうだしな」


「はい、承知しました。それでは失礼します」

ロンはモーエンの部屋を出ると、オーモンド隊が管理している部屋に戻る。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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