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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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いちな、魔法軍に呼ばれる! 4

ロスト 高橋いちな

魔法師団長 ハリス・フルーム

オーモンド隊 隊 長 ロン・オーモンド(少尉)

       副隊長 イアン・グレイ

「4,5歳の子に注意される内容を今、私はやってたんですか!?」

いちなは自分の精神年齢の低さに驚き、落ち込んだ。

その気持ちに反映してかロッドが粒子状になり消えてしまった。


「タカハシ殿、なんだかすごいですね…」


「いちなちゃんは、多分出来る子だと思うんだけど」


二人に残念な子を見るような目でみられて、追い打ちをかけるように落ち込んだ。


「ロン、一体いちなを私の部屋に連れてくるのにどれだけ時間をかけているのですか?」


久しぶりに聞いたことがある声の方を見ると、腕を組んで呆れた顔をしたハリスが三人を迎えに来ていた。


「フルーム師団長、すみません。少しトラブルが…」


「それは後で報告しなさい。先にいちなさんを私の執務室へ」

必要事項だけ言うと踵をかえした。その後を追うように三人もハリスの後を追った。


ハリスの執務室がある階はコンクリート素材のような打ちっぱなしではなく、木材をふんだんに使った高級な造りだった。


「なんだか他の階と雰囲気が全然違いますね」


「こう見えて私、エラい人なんですよ。」

といちなの独り言を拾ったハリスが振り向いて微笑みながら答えてくれた。


「そうだったんですね」いちなは失礼な返事を無意識に返す。


ハリスの部屋のドアの前に到着し入ろうとした時


「ハリス師団長、この書類は一度フィデス兄上の審議を通さないと…。」

向かいの部屋からハリスに用事があったルークが仕事の相談をしようと訪れてきた。


「えっいちな?」

「あっルーク王子!」


ルークは動揺しながらもハリスとロンを見てから状況を把握した。。


「ハリス師団長、どうしていちなを呼び出したのだ」


「はい、少しトラブルがございまして。」


「私の所には報告が上がってきていないが」


「まだ、確認作業の途中です。」


「その確認とやらを今から行うのか」


ハリスは一瞬沈黙すると


「そうでございます」


フムとルークは一言言った後


「いちな、今日はどのような理由で呼ばれたのだ」


「はい、実は昨日私が原因で魔王の爪痕を発生させてしまって…」

いちなは、ルークに昨日の事件を軽く説明した。


「そのレベルだと私にも直ちに連絡をする必要があるだろうに」

苛立ちを見せたルークにハリスはすかさず


「申し訳ございません…」と謝罪した。


「とにかくここではどうにもらん、私の執務室に皆来なさい」

と言ってルークは先に自分の執務室に戻った。


ハリス、ロン、イアンの三人はそっと目くばせをする。

いちなはルークに言われた通りに彼の執務室に行こうとした。


「いちなちゃん、ちょっと待って」

ロンがいちなの入室を止める


「どうしたんですか?王子様を待たせるのは駄目だと思うのですが」

いちなは、魔法師団長よりも王子の方を優先すべきと判断したのでルークの言葉通りに部屋に入ろうとする。


「先に入ってますね~」と三人に声をかけてノックした後ルークの執務室に入っていた。


いちなが先に入室したのを確認したハリスが


「総督の部屋を出た後、ロンはいちなをこの施設の()()()()()()()()()()

「イアンは、いちなの住んでいる寮に当分戻らない事を知らせよ。あの寮には陸軍の子飼いがいる気を付けて動きなさい」


「「承知しました」」


イアンはすぐにその場を離れ帰依荘へ連絡をしに行く。この時間だとまだ士官学校は終了していない。


「子飼いとは、バトラーの事ですか?」ルークをノックしようとするハリスに小声で聞く。


「いいや、マジマの方ですよ、バトラーはどこに所属するか迷っているみたいだね。いちながこちらに入隊すれば釣られて入ってくるかもしれないね」


「あそこの家は、代々王室御用達ですよ」


ハリスはロンを見ながら

「長男ではないし、軍部に入るのならば特に異論は出ないでしょう。ロン、ライバルが増えていきますね」

少し揶揄ってきた。


「私には、婚約者が…」


「どうせ虫よけでしょう。あまり会っていないと聞きますよ。少なくとも、()()()()()()()()()()()()()聞いたことがないですからね」


ロンは、いちなと出かけたことをハリスには報告しなかった。しかし、ルークと食事をするという事は高位の物にはすぐに漏れてしまうという事までは判断しきれていなかった。


いちなが絡むと自分の判断力が鈍るなっとロンは心の中で舌打ちをしながら反省した。


「私は、ロンの実力を買っています。しかし、信頼関係がないと大切な時に背中を預けることができないじゃないですか」


「…申し訳ございません。」


「私の元で動くと決めたのはあなたです。最後まできちんと約束を果たしてくださいね」

と言って、ロンの肩をポンポンと二回叩くとその手でルークの執務室のドアをノックした。


「フルーム師団長です。ルーク総督入室してもよろしいでしょうか」


いつも以上に丁寧に許可を取る。


「入れ!」


ハリスは満面の笑みを貼り付けながらルークの執務室に入っていった。


【お詫びと訂正】

 前回の質問コーナーで、ハリス魔法師団長の執務室に行くと答えてましたが

 正解は、先にルーク王子の執務室に行くでした。


 後、魔術師団と魔法師団が混在しているのでサイレントで統一していきます。

 混乱さえてすみません。 → 魔法師団に統一します


魔法師団 総督 ルーク・クレアシオン(クレアシオン王国 第四王子)


最後までお読みいただきありがとうございました。

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