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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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いちな、帰依荘でまったり? 後編

ロスト 高橋いちな

魔術師団長 ハリス・フルーム

帰依荘 ジェマ・トオマツ・パッカー

ロスト対策室 室長 ローラ・タイラー


前後編と記入していますが、番号に変更するかもしれません。


朝からクビになったいちなはしばらく落ち込むためにベッドでゴロゴロしていた。


先立つものが無ければ一人で暮らしたりするのは厳しいよね。なる先輩はちゃんと就職出来てるし。羨ましい。でも、軍はヤダ。怖そう。

ローラさんに相談してみるか…。就職の斡旋(あっせん)とかしてるかな?


考えるのもしんどくなってきたので二度寝でもしようかなと考えていると

ジェマからタグメッセージが届く


『魔法師団から速達で手紙が着てるわよ~ ジェマ・トオマツ・パッカー』


急ぎの内容なのかな?と思いつつすぐに行くので返事はせずにそのまま寮母室をノックした。


中にはジェマがいて早速手紙を渡してくれた。

「大丈夫?」心配そうに尋ねてくれるが


「内容を見ないとなんとも言えないかもしれないですね」

と答えると


「もしよかったら、ここで読んでいく?」と言われたがジェマを巻き込むのは本意では無かった為


「部屋で読みます」と言って退室した。


部屋に戻り手紙を開封すると


『高橋 いちな殿 

   先日発生した 魔王の爪痕について詳細を伺いたいので魔法師団の事務局まで来て

   いただきたい。               魔法師団長 ハリス・フルーム』


ハリスさんから呼び出されました…。


「いつ、どうやって行くんだろうな~」

手紙を確認しても日時と場所が分からないのでどうしようかと悩む。


ローラさんに聞いてみよ。


いちなは早速にローラにタグメッセージで魔法師団から呼び出された事を伝えた。

するとすぐに、ローラから返信がくる。


『フルーム師団長から呼び出されたのね。いちなちゃん、お昼ご飯食べた後って会える?                                        ローラ・タイラー』


『はい、会えますよ。そちらに行きますね。               高橋いちな』


いちなも直ぐに返信した。


急に予定が入ったのでゆっくりできるのは午前中のみになった。

と言ってもすることもないし、お昼までもう少し時間がある。ジェマに会ったので覚醒されて眠気も起こらない…。


「魔法師団行くし、魔法の練習でもしよっかな」


とりあえず、基礎練習として魔相環を出してみる。うん、相変わらず目が痛い白銀だった。

次に、ロンさんが持っていたペーパーナイフみたいなやつ。あれかっこいいなぁ~って思ってたんだよね…。


いちなは目をつぶってロンがもっていたペーパーナイフを思い出し手に魔力を込めて創造する。手の甲に熱が溢れてきたので一気に握りしめる。

すると、何か固形物が掌の中にあるのが分かったのでそっと目を開けると


「でっできたぁ~!」

ロンが持っていたペーパーナイフ型のロッドが形成されていた。


「でも、ちっさ」


ただし、中指程度の長さだった。


「確かに、縦にできあがったら掌を確実に刺すよねって思ったけど、私の魔力私に従順すぎる」


「このまま縦に伸びてっ」

今度は言葉に出してロッドを握りしめると中指サイズから20センチぐらいまで伸びた。


「やった!」

嬉して長くなったロッドを眺めると持ち手がシンプルだったのでもう少し飾り細工が欲しくなり持ち手を握りながらシンプルな蔦模様をイメージし魔力を流した。


すると、イメージ通りの彫刻が刻まれている。

ここまで来るともう少し工夫を凝らしたくなったいちなは、持ち手の先に小さな穴を開けた。先日ロンに連れていって貰った時に買ったキーホルダーを装着する穴だった。


「これって、力作じゃない!!!!」


嬉しくなったいちなは、さっそくキーホルダーを装着してみた。ロッドはシンプルな白銀なのでキーホルダーが付いていても邪魔にならない。


「でも、これって私が触れなくなったら消えちゃうんだよね」


もったいないな、このまま固定できないかな~。と頭の中でうんうん唸っていると

キーホルダーについていた屑魔石がピキッと割れる音がしたのでいちなは焦って屑魔石を見ると同じ形の透明な水晶の中に白銀の粒子がスノードーム状に舞っていた。

そして、革で編み込まれていたキーホルダーが形はそのままでチェーンに変質していた。


「あ~。私の初めてのキーホルダーがぁ~」


ロッドの出来は良かったのにキーホルダーを消失させてしまってかなり落ち込んでいたいちなだった。


しばらく落ち込んでるとお腹が空いていることに気づいた。悲しみより空腹が勝つんだな…。と自分の神経の太さにまた落ち込んだ。


「このロッドも消失しちゃうのか…でも、お腹すいた」


手に持っていたロッドをライティングテーブルに置くと、いちなはそっと部屋を出た。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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