いちな、帰依荘でまったり? 前編
ロスト 高橋いちな
帰依荘 真島成人(なる先輩)
ルビーの林檎亭 女主人 アン
深夜に帰ってきたので、魔法で体を綺麗にしてからベッドに入った。
色々悩んで寝れないかなと思ったけど疲れていたみたいですんなり寝ることができた。
次の朝、気分転換に早朝からお風呂に入り朝食を食堂で食べるために向かう。
珍しくなる先輩と出会った。
「おはようございます。なる先輩と朝合うのは初めてじゃないですか?」
真島は山盛りの朝食を机に置きながら
「おう、おはよ。今日は寝坊して朝練に間に合わなかったんだよな~」
笑いながら照れている、器用な
「やっぱりこっちでも朝練ってあるんですね?」
部活って懐かしいな~。
「正式名称は朝の鍛錬だなっ。学校でも朝食は食べられるから便利だし。」
「うへ~鍛錬って大変そうですね」
真島は笑いながら
「物理(攻撃)担当だと大変かも。俺ももう少し魔力があればなぁ~って思うよ」
「ところで、なる先輩って何時まで学校に通うんですか?22歳ぐらいまでですか?」
「大学じゃないから、俺は今年で終了かな。次からは軍部に新卒で配属されるかな?」
「大変そうですね…。」
「ということで、俺はここを今年度で退寮するんだよ」
「うわっ寂しいですね。せっかく年の近い同郷さんと知り合えたのに」
真島はその言葉が嬉しかったらしく
「仕方がないな~。軍の寮に行ってもお兄さんがたまに遊んであげようではないか!」
「あざっす!なる先輩」
真島とのやり取りがすごく楽しくて食事のペースが遅れていたが、真島は話ながらもパクパク口に入れていく。
「ふう~朝から幸せだな」
山盛りの朝食を完食して満足げな真島はプレートを片づけようと席を立つ。
「まっいつでもタグメッセージ送ってくれよな!」
そう言っていちなの頭をポンポンと叩くと学校に行くためか先に食堂を出た。
あっそういえば昨日未読のメッセージがあったから部屋に戻ったら確認しなくちゃな~
いちなも、朝食をすばやく食べてから部屋に戻った。
部屋に戻ると早速タグを触りながら未読のメッセージの表示を頭の中でイメージする
するとタグから光が漏れてきてそれが文字に変化した
『今日も一日無事に過ごせただろうか?私の部屋から毎年見える美しい花が今年も咲きました。また、いちなにも見に来てほしい。 ルーク・クレアシオン』
「日記かな?」
ルークのメッセージの返信内容に困った。
『おはようございます。返信が遅くてすみません。昨夜は少し問題が発生して返信できませんでした。お花綺麗に咲いてよかったですね。 高橋 いちな』
メッセージを描くとルーク・クレアシオンへと唱えて送った。
「こんな感じで大丈夫だよね」
しばらくすると、見たことのない光がいちなの元に届く。誰かな?と思いつつ開封すると
『昨日は大変だったね。体調は大丈夫かい?あたしたちは当分お店をお休みすることにしたよ。いちなちゃん、言いづらいんだけどこのお店の休暇をもっていちなちゃんにはお店を辞めてもらおうと思ってんだ。決して昨日の事が原因じゃないんだよ。そして、いつでもご飯を食べに来ておくれ。トムと一緒に待ってるからね。魔石もありがとね。換金して保障金に回してくれるそうだよ。 アン 』
マジか…。クビかよ…。
いちなとの朝食を終えた後、自分の部屋に戻る。
今朝朝の鍛錬に行こうといつもと同じ時間に起きると未明にタグメッセージが入っていることに気づく
『高橋いちなの元に魔王様が出現、加害者のネームプレートには魔王の爪痕の形跡あり。本人と接触し身体の確認をせよ。 陸軍諜報課』
「マジかよ。いちなちゃん何してんのよ」
この前の歓迎会で仲良くなった一歳年下の女の子。ごく普通の子にしか見えないけど、ひそかに注目されていた。俺ら下っ端には情報があんまり降りてこないけど、魔術師団が興味を示しているということはそっち関係なんだろうな…。
鍛錬をサボり、寮で朝食を取ることにする。
食堂に降りるといちなちゃんが声をかけてきた。
体調面でも精神面でも特に変化はないみたいだ。
さすがに、タグ見せてくれない?と聞く勇気はなかった。
どちらかというと楽しい会話ができて良かったなぐらいの感じだった。
こうゆう後輩もいるんだろうな。
退寮の話をすると、寂しそうにしてたので出てからも会えることを伝えると喜んでくれた。
いちなちゃんの確認ができたのでそのまま食堂を出た。
『本人と接触。会話をするが異常はみられず。引き継ぎ経過観察が必要か確認求む。
陸軍諜報課 ナルヒト・マジマ』
諜報課って鍛錬いるかな…?
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