いちな、ルビーの林檎亭で働く! 5(夜の部)
ロスト 高橋いちな
ルビーの林檎亭 女主人 アン 料理人 トム
次の日が休日ではない為、閉店時間前になるとかなり客足が落ち着いてきた。次の注文を取りに行こうとしたとき、タグメッセージの知らせを受け取るが見ることができないのでどうしようかな?と思っているとその光がネームタグの中に吸い寄せられる。
驚いていると、客の一人が
「おねえちゃん、それは未読のメッセージがタグに収納されただけだから心配ないよ」と教えてくれた。ありがたい!
「そうなんですね!ありがとうございます」
その客は続けて
「あまり強く拒否するとメッセージが送り主に返ってしまうから気を付けた方がいいぜ」
と言ってくる
「そうなんですね」
親切な客にお礼を言って次の商品をアンに貰いに行こうとすると、手首をガッとつかまれ前のめりになる。急に触られたことの恐怖を感じつつ手首の先をみると、先ほど親切に説明してくれた客が
「俺とも、タグ交換してくれよぉ~」
と言ってきた。いちなは、ゲッと思いながらその客を見るとどうやらお酒に酔っているみたいで目が座っていた。
「すみません、そういうことはできません。」とやんわり断り手首を離してもらおうと手を引くと
「え~、ちょっとぐらいいいだろ?」
と意味が分からない事を言いだす。
タグ交換のちょっとって意味わからん
立ち止まって困っていると
「お客さん、うちの従業員が困っているから、そういうのやめてくんない?」
アンが、他の客に教えてもらったらしくいちなを助けに来た。
客は自分が馬鹿にされたと思いいちなの手首を思いっ切り掴んで離した後
「おれは、こう見えても魔術師団所属なんだぞ!」
判断力が低下しているからかその場で魔法を放つ為にロッドを魔法で創造しようとする
さすがに危険と判断した一緒に飲みに来た仲間が
「おい!やめろよ。こんな場所で魔法を放つと軍規違反だぞ」
肩を持って説得するが
「分からないようにすればいいんだよ」とニヤニヤしながらロッドを出すといちなに向けて
「痛い目に合えば自分の立場が分かると言うものだ」と言いつつロッドを振り上げた
いちなは体がこわばりどうすることもできない。逆に逃げても他の客やアンに当たってしまうと大惨事になると思い目をつぶって魔法を受けようと覚悟をきめた。
判断力が低下しているからかその場で魔法を放つ為にロッドを魔法で創造しようとする
さすがに危険と判断した一緒に飲みに来た仲間が
「おい!やめろよ。こんな場所で魔法を放つと軍規違反だぞ」
肩を持って説得するが
「分からないようにすればいいんだよ」とニヤニヤしながらロッドを出すといちなに向けて
「痛い目に合えば自分の立場が分かると言うものだ」と言いつつロッドを振り上げた
いちなは体がこわばりどうすることもできない。逆に逃げても他の客やアンに当たってしまうと大惨事になると思い目をつぶって魔法を受けようと覚悟をきめた。
何も起こらないので恐る恐る目を開けるといちなの前に全身真っ黒の服を着た長身の男性が立っていた。
「えっ?」
思わずいちなの声が漏れる
それに反応して振り向くと赤目の美形が振り返った。
「魔王様??」
いちなは驚いて声をかけると魔王は一度だけ、うんと頷くと再び前を向き胸ポケットからきのこのオブジェを魔法を放とうとしたテーブルに置くとロッドを下ろせない魔術師に対して
「お前はタグを持っているのか?」と問いかけた
魔術師は恐怖で答えることができず固まっていたので魔王がその魔術師のタグを強制的にみえるようにした。
「お前は、タグを持っているのか…。」
それだけ言うときのこのオブジェから少し赤くなった魔石を取り出し、新しい魔石と取り替えると胸ポケットに片づけた。
いちなの方を振り向くと、その少し赤くなった魔石を手に握らせ
「タグを持っているので処理することはできない。しかるべき対応をしてもらうように」
とだけ伝えるとその場から消えた。
最後までお読みいただきありがとうございました。




