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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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いちな、ルビーの林檎亭で働く! 3(夜の部)

ロスト 高橋いちな

ロスト対策室 ロン・オーモンド

ルビーの林檎亭  女主人 アン 料理人 トム


サブタイトル忘れてました…。

お貴族ストリートへ遊びに行った次の日は疲れたので部屋で一日ゆっくりしていた。

初めての連休の後、いちなはいよいよバルの仕事を手伝う日になる。

夜のお仕事は初めてなのでやっぱり緊張するが何事も経験!と前向きに考えることにした。

バルの日は夕方からお店に来てほしいと言われていたので夕方頃に寮を出ることにした。

寮母のジェマに帰りが遅くなる事をタグメッセージで連絡すると


『ロスト商店街は安全だけど、気を付けて帰ってきてね』とのメッセージが帰ってきた。


お母さん、ありがと!


寮を出て商店街に入ると、ロンが待機していた。


「こんにちは、この前はありがとうございました。今日もよろしくお願いします。」

前回のお礼を改めて伝える。


「こちらこそ、楽しかったですよ。また、一緒にお出かけしましょうね。」

と社交辞令を言われる。


うん、きっと社交辞令だ。


二人で商店街を歩いていくと商店街が夜の顔を見せ始めていた。

雑貨屋や日用品店は店じまいの様子が見えるが、アルコールを扱っている店は休憩を挟んでいたようで再び店を始める準備をしていた。


「ロンさんは、今日は日中は働いていたのですか?」


いちなのお仕事に合わせていなければ朝から夜遅くまでの勤務になると思った。


「いいえ、そこは、室長との話し合いで今日は午後出勤になっています。大丈夫だよ。」

いちながロンの働き方を気にしている事に気づいたのでいちなに合わせた勤務体系になっている事を説明する。

「それは、良かったです」

いちなも納得した様子だった。


「いちなちゃん、夜は危ないので帰る時は必ず僕を待っていてくださいね」

ロンの注意事項を聞いた後、いちなと別れた。




 店の裏口から入ると、夜に向けて準備しているアンとトムがこちらを向く


「こんにちは!この時間帯で大丈夫ですか?」


少し不安だったのでアンに確認すると


「お疲れ!大丈夫だよ。ちょうどいいタイミングさ」

と言いながらアンがいちなに手招きをする。


「ちょうど、いちなちゃんを雇うきっかけになった、あたしの姪を紹介するよ!

ジーナ!こっちおいで!」


いちなは、聞いたことある名前だな~と思っていると


「はーい、一回呼べば聞こえてるから!ってえ?」


いちなとジーナの目がある


「いちな様?」


「ジーナさん?」


二人が久しぶりの再会によろこんでいると


「あんたたち知り合いなの?」


「うん、私が働いている場所に来てくれたことがあるのよ」

ジーナは勤務場所を言わないのでいちなも一応それに合わせた


「そうなんです。何日かお世話になりまして」


「そうなのかい!いや~ご縁はどこであるか分からないね」

アンは一人で納得しながらうんうんと言っていた。


「って言うか、おばさんいちな様をバルで働かせるの?」


「ジーナもいちな様って!あたしもそう呼んだ方がいいのかい?」

姪のいちなへの対応にアンが少し不安になると


「ジーナさん、様付けは辞めてほしいです。ほら、もうここの従業員だしね」

「いちな様がそうおっしゃるなら…。いちなちゃんで」


「うん!それでお願いしますジーナ先輩」


ジーナはいちなに先輩扱いされたので恥ずかしくなった。


「そんな、先輩だなんて」


「だって、林檎亭の先輩ですからねぇ~」とすこしからかうように言うと


「本当に許して下さい~」


二人の軽快なやりとりを見てアンは笑いながら


「その調子じゃジーナ、バル営業の説明を頼むよ!

 いちなちゃんも、もうすぐ営業開始するからよろしくね」


指示を出したアンはトムと食事の内容の相談を始めた。


ルビーの林檎亭  アンとトムの姪ジーナ・ヨーク


最後までお読みいただきありがとうございました。

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