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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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いちな、お貴族ストリートへ行く! 5

ロスト 高橋いちな

クレアシオン王国 第四王子 ルーク・クレアシオン

ロスト対策室 ロン・オーモンド

クレアシオン王国 第一王女 ラエティティア・クレアシオン(ティティ)

ロンと一緒に店を出ると先ほどのラエティティアの侍女がロンに向かって何かを話しかける。

「承知しました。とお伝えください」と言うと、その侍女はいちなとロンに向かってお辞儀をしてからどこかへ言った。


「どうしたんですか?」といちなが尋ねると


「昼食の場所を伝えに来たんだよ。多分、いちなちゃんにお店の名前を言っても分からないと思ったから僕に伝えたんだと思う」


「そうなんですね~。」と返事をした。


「でも、僕も使ったことのあるお店だからそんなに難しく考えなくてもいいよ。さっ王族を待たせるのは失礼だから先を急ごうか。場所もすぐそこだよ」


といちなの手をにぎって連れていってくれた。


ロンの言う通り五分ぐらい歩くと目的地につく。ドアを開けて予約を管理している店員にロンが視線をやると


「オーモンド様ですね。ご案内しますのでこちらへどうぞ」

すぐに部屋に案内してもらえた。

階段を上り一番奥の部屋のドアを店員に開けてもらうとテーブルに食器などが四人分セッティングされていた。


「オーモンド様とお連れ様はこちらへ」と言って

いちなとロンの席を案内してもらう。


「もう少しで到着予定ですのでしばらくお待ちください」と言うと部屋から出て行った。


店内は確かに高級レストランだがそこまで重苦しい雰囲気ではなく、ちょっと奮発すれば行けるかもしれないという感じもあった。


いちなとロンが会話をしていると、ドアが開きルークとラエティティアが入ってきた。

すぐにロンが立ち上がったのでいちなも一緒に立ち上がる。


「待たせたな、席に座って欲しい」とのルークの一声で全員が着席する。


すぐに、給仕が食事の用意を始めた。


ルークとロンは食前酒をいちなとラエティティアはジュースを手に持つと

「では、いただこう。乾杯」ルークが言うと残りの三人も「乾杯」と言って食事が始まった。


テーブルマナーは日本のフランス料理とさほど変わらなかったのでいちなはそこまで苦戦せずに食べることができた。


「ところでいちな、この前の歓迎会はどうだった?」


ルークが帰依荘で行った歓迎会に行きたがっていたと行くことをハリスが言っていたのを思い出す。


「はい、寮でお世話になっている人や一緒に住んでいる人達と仲良くなりました」


「お兄様が行きたくてフルーム師団長に直訴していたやつね!」

ラエティティアはいつも一言多い。


「ティティ!」ルークは少し恥ずかしいのかまたラエティティアを睨む。


いちなは、講習会でルークがラエティティアの事を何を考えているか分からないと言っていたのを思い出したが、殊の外仲が良くてよかったと思った。


ラエティティアは楽しそうに

「お兄様は、魔法やロストの対策の担当になって初めてこちらにきたいちなの事をすごく気にしているみたいなの。何に興味を持っているのか分からないけど。とっても珍しいのよ」


「好みの容姿なのかしらね?」といちなを見ながら微笑んで言う。


ロンもラエティティアの会話に入ると

「そうですね、いちな嬢は働き者ですし、かわいいですからね。今日のこの衣装も私が選んでみたのdすが、すごく似合いまして」

と伝えた。


「今日の、その装いはオーモンド殿が用意したのか…。」

ルークは何とも言えない表情をしながら言った。


「あっ、私の普段着があまりにもこちらの街と不釣り合いなのでロンさんが気を使って用意してくださったんですよ」

ルークにもロンにもフォローするために理由を説明した。


「あらあら、普通男性から女性にお洋服なんで用意しませんわよ」


オホホホと笑いながらいちなに伝えた。


ラエティティアさんよ。このお食事会クラッシャーだなっ。


いちなは、愛想笑いをしながらメインディッシュを頂いていた。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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