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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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いちな、お貴族ストリートへ行く! 4

ロスト 高橋いちな

ロスト対策室 ロン・オーモンド




その時、個室のドアを店員が開け中からルークとルークに似た綺麗な少女が部屋から出てきた。


ルークは見つめあういちなと知らない男性を見つけると一瞬目を見開き驚いた様子だった。もう一人の少女はそんなルークの表情を面白そうに見ていた。


「ルークお兄様どうしたのですか?」

部屋から出てきたが前に進もうとしないルークを揶揄するようにその少女は言った。


「えっティティなんでもないよ…。」


そんな会話をしている時に、


いちなたちは二人の姿に気が付く。声をかけていいのか分からないので目礼だけしようとすると、となりのロンが席を立ったので合わせていちなも席を立つ。


「ルーク王子並びにラエティティア王女にロン・オーモンドがご挨拶申し上げます」

と言うと、敬礼をした。

それを横目で見たいちなは、ギョッとするが自分はどうしたらいいのか分からないので

ルークとロンを見ながら再度オロオロした。


「楽にせよ。今日は私用なので礼はよい」とルークの言葉でロンは敬礼を辞める。


そして、いちなにつけられている髪飾りをジッと見ると


「それは、オーモンドに貰ったのか?」といちなに聞いてきたので


「はい、そうでございます…。」

と敬語か丁寧語か分からない言葉で返事をする。


丁寧に返事ができたはずだ!


「そうなのか…。」とつぶやいたがラエティティアはしっかり聞こえているので


「あら?お兄様もその子に差し上げればよろしいじゃないですか?」と再び揶揄った。


ルークは一瞬ラエティティアを睨むと

「また、機会があればなっ」と言い出したので。


そんな機会は永遠に来ないことを私は願います。

といちなは心の安寧の為に祈った。


ラエティティアは思った言葉では無かったので面白くなかったらしく


「ルークお兄様。私にもこの方を紹介してください」

と突っ込んできたので、マジ勘弁してくださいといちなは思った。


ルークはうむといいながら

「こちらは、フルーム師団長の秘蔵っ子のロン・オーモンドだ」


ルークの説明にいちなは、一瞬「え?」という表情になる。


「なんだ、オーモンドいちなに伝えてなかったのか?」


しれっと、ロンの立場を言うと


「ルーク王子、私は現在ロスト対策室に在籍していますので…。」

と自分の所属を説明した。


「なるほどな、だからいちなと一緒に行動しているわけか」

それだけ言うと次は


「こちらの女性が、今回ロストしてきた高橋いちな嬢だ」

とルークに紹介してもらったので


「高橋いちなです」と言うとお辞儀をする。


ルークがラエティティアを紹介しようとする前に

「わたくしは、ラエティティア・クレアシオン。第一王女である。」

と威厳を持って伝える。


「第一王女だけど、5人兄弟の末っ子なの。」と普通に言ってくれたのでいちなは少し緊張がとれて安心した。


「ルークお兄様が一番暇そうだから、今日の買い物に付き合ってもらったのだけど、あなたたちこれから暇でしょ?一緒にお昼を食べましょう」


ラエティティアの一言で他の三人がビクッとしたが気にしないふりをして自分の侍女に

「二名の昼食の追加を伝えて頂戴。」と告げると頭をさげたままその侍女は姿を消した。


「さて、行きますわよ」と楽しそうにルークにエスコートされながら先に店をでた。


いちなとロンはたっぷりと呆然とした後


「私、テーブルマナーとかあまり詳しくないですよ…。」

と首をギギギとロンの方を向けながら話した。


ロンも苦笑いしながら

「僕も、王子とご飯なんて食べたことないですよ」と言われた。


「でも、気持ちを切り替えて乗り越えましょう!」とロンに言われて


ため息交じりのはいと言うので精一杯ないちなだった。


クレアシオン王国 第四王子 ルーク・クレアシオン

         第一王女 ラエティティア・クレアシオン(ティティ)

最後までお読みいただきありがとうございました。

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