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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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いちな、お貴族ストリートへ行く! 1

ロスト 高橋いちな

ロスト対策室 ロン・オーモンド


今日は、ロンとのお出かけの日。何を着ようか考えているとタグメッセージが送られてくる。


『おはよう。今日はいつもの装いで大丈夫だよ。 ロン・オーモンド』


ロンからだった。お貴族ストリートは庶民の服装で歩けると聞いてよかったと思っていると


『もう玄関についてるから降りてきて ロン・オーモンド』と再びメッセージ。


「了解しました」と送るとそのまま玄関に直行した。


「おはようございます。ロンさん」


「おはようございます。いちなちゃん」

今日はロンも休日と言うのは本当らしく、制服ではなくゆったりとした服を着ていた。

年齢よりも幼く見える。


「なんだか、私服姿が初めてなので新鮮ですね」


といちなが言うと照れながらありがとうと答えてくれた。

気を取り直したロンが


「目的地に行く前に僕の家に寄ってもいいですか?」

と聞かれたので忘れ物でもあるのかな?と思いつつ


「大丈夫ですよ」と答えた。


商店街の入り口には馬車が止まっており、ロンを見ると御者がお辞儀をしてからドアを開ける。


「では、いちなちゃんどうぞ」

馬車に乗る時にロンにエスコートしてもらい入る。

落ち着いた室内にほぉ~と感心していると

少しずつ馬車が動くのが分かる。


「馬車に乗ったことはある?」

とロンに聞かれたので

「ないです。ローラさんは車で迎えにきてくれましたから」

「そうなんですね。我が家にも一応車はあるのですが、基本当主が使用しているんですよ」

ロンが申し訳なさそうに答えた。

いちなは、両手をふりながら


「いえいえ、車の普及状況を聞いているので仕方ないですよ。って車を所有している事自体がすごいじゃないですか」

いちなが一生懸命ロンをフォローする。

そんな姿を馬車の窓辺に肘をかけながら見つめている。


他愛ないい話をしていると街並みが庶民街から高級住宅地に変化していく。

一つ一つの家の区画が広く、家と呼ぶよりも邸宅と呼んだ方が合っている雰囲気だった。

そのうちの一角に馬車が入る。エントランスにつくまでも馬車で移動しないと大変そうな距離だった。


御者が馬の手綱を引く音が聞こえる。馬車が完全に停止すると外側からノックが響き

「到着いたしました」との声がかかる。

それを合図にドアが開き先にロンが降りる。


出口のあたりで

「さあ、いちな嬢こちらへ」

と久しぶりのお貴族モードでいちなをエスコートしてくれた。


「アリガトウゴザイマス」

日本人だ、こんなの照れるに決まっているじゃないか!


すごすごと手を出し添えるようにロンの手を触れるとギュッと握られる

驚いてロンを見るとさわやなか笑顔で


「どうぞ、こちらですよ」と言ってくる。


本当に恥ずかしいからや・め・て!


そのまま、既に開けられていたドアをくぐりエントランスに入ると数名のお手伝いさんが待機していた。


「ロン様、その方でしょうか?」

とお手伝いさんのなかで一番年上の婦人がロンに話しかけると


「うん、お願いするね」と言っていちなを引き渡した。


「ん?え?ロンさん?」


状況が把握できていないいちなは、プチパニック状態になる。


「僕はサロンで待ってるから、いちなちゃんは少しおしゃれを楽しんできて」

と言いながらウインクするとどこかの部屋に行ってしまった

いわゆるデート回の始まりですなっ。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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