いちな、歓迎会を催される! 5
ロスト 高橋いちな
ロスト対策室 室長 ローラ・リスター 室長補佐 マーク・パイク
帰依荘 寮母 森園 恵 ジェマ・トオマツ・パッカー
ユージン・バトラー
「まず、年の功で僕から自己紹介するね。マシュー・バリー24歳だよ。魔法研究所で働いているんだ。よろしくね。」
落ち着いた様子のお兄さんから話始めた。制服は軍服ではない。私服かな?
「マシューさんは研究所所属だから私服の上に何着るんでしたっけ?」
ユージンはマシューに質問する。
「ん?こんなやつだよ」
とゆびを鳴らすと白衣みたいな服に身を包む。
「事務作業の時は脱いでるけどね~。でも一応、準戦闘員なので」
と言ってもう一度指を鳴らすと
水色の軍服に着替えた。
「このような服も一応配布されています」
マシューの魔法早着替えを見ていちなは小さく「おぉ~」と感心していた。
マシューはマジシャンがするお辞儀(片方をお腹におき足を少し後ろにずらす)してみせた。
「ちょっと、マシュー好感度上げてんじゃねーよー」
荒々しくマシューを否定するもう一人の男性がいちなをみながら
「初めまして、俺は真島成人 19歳だ。4年前にロストされて今はユージンと一緒に軍士官学校に行ってる。よろしくな!」
と言って手を出してきたので、いちなも手を出してお互い握手をした。
「いちなもこっちに来ちゃったのか。大変だったよな」と言いながら頭をなでられた。
真島もユージンと同じグレーの襟詰めの学生服を着ていた。
「よろしくお願いします。真島さんはこの世界に慣れましたか?」
気になったので聞いてみた。
「そうだな。さすがに4年もいると区切りはつくよ。いちなと違って、15歳だったし順応性はあったと思う」
「まっ何かしんどいことがあったら俺でよければ話を聞くからさ。同郷のよしみでさ」
とさわやかな笑顔を向けた。
「ありがとうございます!うれしいです」
「それと、真島じゃなくて。成人か「なる」でいいよ」
「じゃあ、なる先輩で!」
「おういいぜ。」
それからいちなは三人とタグ交換をして別の人に挨拶に向かった。
いちなは、次は誰と会話をしようか悩んでいたら、ジェマと森園と一緒に話している女の子を見つけた。自分と同じ年齢ぐらいかな?と思いながら近づく
先にその女の子がいちなに気づく
「あっあなたね!ロストの子。初めまして、私はキャリー・メイヤーです。17歳です」
すごく話しやすくて、明るい子だ!
「高橋いちなです。18歳です」
キャリーはいちなの自己紹介を聞くと
「年近いじゃーん!めっちゃ嬉しいよ。時間がある時遊んでね。」
楽しそうに話す。そして、
「さっき、男性組と挨拶してたよね~。どう?いちなちゃんのタイプはいた?」
明るい子だけど、二言目にいう言葉ではないと思うよ
「いや~。特にいないかもですね…。」
キャリーは笑いながら
「顔面偏差値は高いと思うんだけどな。とりあえず、一目ぼれはなかったか!」
「なになに~。楽しそうな話してんじゃん」
いちなとキャリーの会話に女性が入ってきた
「サラさん!お仕事お疲れ様です。今日は早かったんですね」
キャリーはそうなのよ~。上司っぽい人と一緒に来たからね。と言いながら
「初めまして、私は役所に勤務している。サラ・サヘア 22歳です。よろしくね」
社会に出ているせいかお姉さん感が半端なかった。
「高橋いちなです。よろしくおねがいします」
さっき、上司みたいな人って言ってたな。確かに、サラさんはローラさんと同じ形の制服を着てるし
「いちなちゃん!」
いちなが、サラの服装を見て考えていると、ローラとマークがやってきた。
「そうです、このお二人も来るなんて」
サラが緊張している雰囲気だった。
ローラさんもマークさんも偉い立場の人だったんだね。
「なんかすごい大人数の歓迎会になってるね」
マークに飲み物と食べ物を持ってきてもらったローラは食べながら言った。
「そうなんですよ。皆さん集まってくれたみたいで」
「いいじゃん、知り合いが多い方が楽しいよ」
ローラは今度はアルコールをグビグビ飲みながら話す。
「そうそう、担当の子どう?いちなちゃんと気が合いそう?」
「そうですね、楽しい人ですよ!」
「それは良かった。まぁ~当分付くみたいだからよろしくね」
と言うとローラは津久井の方に向かっていった。
マークも自分の食べ物を取りに行った。
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