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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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いちな、歓迎会を催される! 4

ロスト 高橋いちな

帰依荘 寮母 森園 恵(娘 リコ) ジェマ・トオマツ・パッカー

ロスト商店街 組合長 津久井 耕太郎 副組合長 遠松 大 女性会代表 森園 恵



食堂に着くと入り口に


【いちなちゃん!ようこそ、帰依荘へ】

と書かれた看板が飾ってあった。


「すごいなぁ~」いちなは思わず声にだす。


「すごいでしょ?僕たちも早く帰ってきて手伝ったんだよ」

と言う声が聞こえてきたの振り向くとユージンが立っていた。


「ユージンさん」


「さっ今日の主役なんだから早く入って!入って!」

と言いながら軽く背中を押してきた。


「あっはい.。」

いちなは、促されるように前に進む。


「おせーよ。寝坊助ねえちゃん」


初めて聞く声だった。どこにいるのか探すとリコの隣で腕を組んでいた。

ちょっとご立腹だったみたいだ。


「アランだめだよ!いちなお姉ちゃんにそんな言い方しちゃ!」

リコがアランと言う名の男の子に注意をする。


「だって、寝坊は寝坊だろ!」

と二人が言い合いになろうとした時


「こら!アラン駄目でしょ」

と料理を置きながら注意するジェマが現れる。


「相変わらず、二人は仲がいいね。」

お久しぶりの津久井がそんな二人をみてニコニコしていた。


「「仲良くないよ」もん!」

二人が同じ内容を話すので周囲に笑いが生まれる。


怒られているいちなまで、ほのぼのしていると目の前に飲み物が差し出された。

「はい、いちなちゃん、ジュースだけど」

ユージンがいちなに乾杯用の飲み物を用意してくれた。


紳士だね。


「ありがとうございます」


周囲を見渡すとそれぞれ飲みたいものを手に持っているようだった。

すると津久井が

「今日は、ロストの高橋いちなさんの歓迎会です。まだこの世界に来て1週間なのでいちなさんにはあまり知り合いがいません。ぜひ皆さんがいちなさんの最初の家族・友人になっていただけると嬉しいです」


と言った後


「ようこそ、いちなさん。いつまでもご縁がありますように!乾杯!」


『かんぱーい!!!』


この掛け声でいちなの歓迎会が始まった。


おいしいご飯を食べながらまったりとしていると

「いちなちゃん、ちょっといい?」

森園とジェマがいちなに声をかけた。それぞれの手には子どもがいる。


「さっきはごめんね。この子私達の子なの。ほら、自己紹介は?」

ジェマは優しくアランに声をかける。


アランは気まずそうに

「俺は、遠松アラン アラン・トオマツ・パッカーです。10歳です」

きちんと自己紹介ができたアランの頭をジェマがなでるとテレと恥ずかしで顔がふやけていた。


「私は、さっき自己紹介したもんね!でも、7歳です!」

リコも負けじと年齢を教えてくれた。


いちなは、二人の目線にあわせて

「高橋いちなです。二人ともよろしくね」

と言ってニコッと笑うと、二人とも急にお互いの母親の後ろに隠れた。


「あらあら」

「まあまあ」

森園とジェマは目を見合わせながら笑った。


「それじゃあ、子ども達だけ紹介してもあれだから、他の人たちともお話してきてね」

と言っていちなを解放した。


「そうだよ~。僕も紹介しなくちゃね」

とユージンがいちなに話しかける。


「ユージンさんは、もう知っていますが…。」


「俺らの事だよ」とユージンの両隣にいる男性に言われた。

アラン・トオマツ・パッカー(遠松アラン)

ここから登場人物が一気に増えます…。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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