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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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いちな、講習会に臨む! 2日目 午後の後編の続き

ロスト 高橋いちな

魔法師団長 ハリス・フルーム


まあ、設定できるのは魔法を使える人限定なんですけどね。


「さてと、最後は攻撃魔法についてですかね。」


ハリスは真剣は表情になる。


「魔法ですのでもちろん相手を傷つける魔法もあります。ここではあえて使用方法は説明しません。基本的には使用しないで欲しいです。許可されているのは軍部の者たちですね。それでも、魔法を行使できない人に向かって魔法を放つことは刑罰対象になります」


「科学も発達しているという話を午前中にしたと思いますが、もちろん兵器もあります。拳銃とかの飛び道具ですね。しかし、魔法で身体強化や結界などを張ることによって防ぐことができます。さすがに、ミサイル相手に人体実験はできてません。」


「つまり、現時点では、魔法師相手に物理の武器は効かないということですか?」


「はい、そうですね。もしかすると開発されているかもしれませんが。もちろん他国にも魔法師はいるので、戦争になったらどんな手段になるのかはちょっと予想できないですね」


「あと、魔法でやってはいけないことですが、人を殺さないでください」


いちなは、ハリスの言っていることがいまいち理解できなかった。

「どういうことですか?」


「んー、魔法で人を殺すまたは、致命傷を与えるのは禁忌とされています。原因は分かりませんがその場所を起点としてスタンピートが起こるんですよ。」


「なので、もし人を殺す場合は最後は物理でお願いします」


「いえ、そんなことしませんから!!」


いちなは怒りながら否定した。


「そうですよね…。すみません」ハリスも自分で注意しながら不自然に思ったのか謝罪した。


「以上ですかね。私から言えることは」


ハリスといちなはぐったりしながらしばらく椅子に座ってぼーっとしていた。


「魔法はやっぱり奥が深いですね。」いちなは感想を言うと


「そうですね。一日でどうにかなる物ではないかもしれないです」

と説明疲れしているハリスと目が合うと二人で笑い出した。

人って疲れすぎるとなんだか可笑しくなるんです。


「じゃあ、解散しますか…。」


「はい、ありがとうございました。」


二人はヘトヘトになりながら役所を出た。


いちなは、気晴らしにデザートでも食べようと帰り道の商店街をウロウロしている。

この前魔王様と一緒に入ったカフェで何か甘いものでも食べようと思い店に入った。



「いらっしゃいませ!お好きな席にどうぞ!」


店員に促されたので、商店街が見える窓際に座る。

メニューを見るとケーキセットがあったので注文する。

しばらくするとケーキとコーヒーが届いた。


「いただきます!」手を合わせた後ケーキを食べようとしたら


ピンクの蝶々みたいなものがいちなの目の前に現れた。

なんだこれ?と思ってその蝶々を眺めると文字に変換された。


『メッセージ受け取りました。うれしかったです。 ニーナ』


今度は子猫のようなものが飛んできた。


『私もメッセージ受け取ったよ!。仕事中だけど、ニーナと一緒にメッセージを送ってます。 ジーナ』


二人からの返信だった。いちなは嬉しくて行儀は良くないが足を少しばたつかせて喜びを表現していた。


すっごく疲れた一日だけど、このメッセージでテンションがあがったよ!

ありがとう、ニーナさん、ジーナさん。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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