いちな、講習会に臨む! 2日目 午後の後編
ロスト 高橋いちな
魔法師団長 ハリス・フルーム
話が長い為後編を2回に分けます。
「魔法で創造したものは常に魔力を触れていなければいけないのですが、ひとつだけ例外があります。」
といいながら、ハリスはネームタグを握った
「このネームタグだけは例外みたいで消滅しません。だからといって外すのは推奨できませんがね。もう、分身だと思ってください」
魔法って本当に不思議ですよね。
「次に、このネームタグについてですね。色々な使い方があるのですがよく使われるのは身分証とタグメッセージですかね。タグの中には住民登録をした内容が入っています。専用の魔道具で確認することができますね。いちなさんの寮にも設置していますよね」
「はい、でも名前の記載だけと聞きました」
「そうですね。市場に出ているのは氏名と性別と年齢までですね。それ以上の情報を読み込める魔道具は役所や国が管理しています」
「そうですよね。悪用されそうですもの」
「タグメッセージは、もう誰かと交換されていますか?」
「あっはい。訪問者の館でお世話になった子と登録だけしてます」
「そうなんですね。それでは、その子達にメッセージを送ってみましょう。
まずはじめにメッセージをイメージします。
次に送りたい相手のフルネームをイメージします。
以上です」
「意外と簡単なんですね。ちなみに、相手のフルネームを思い出せない時ってどうすればいいんですか?」
「そうですね…。目の前に登録している一覧を表示するイメージをしてみてください」
いちなは、モニターに登録している氏名一覧を表示するイメージをしながら
「氏名一覧」と唱えると
ジーナ・ヨーク ニーナ・スコット ルーク・クレアシオン
アーテル・フィーニス・オプスクーリタース
「ハリスさん、ルーク王子とすっごい長い名前の人が勝手に登録されているんですがこれはどうすればいいですか?」
ハリスは苦笑いをしながら
「ルーク王子は許してあげてください。後でちゃんと注意をしますから。問題は長い名前の方ですね。多分、いちなさんのタグを素敵にしてくれた方の名前だと推測されます。間違ってもその名前を声に出して呼ばないでくださいね。」
「召喚しちゃいますよ。」
恐ろしい…とハリスは肩をさすりながら言った。
「では、タグメッセージを送ってみてください。」
「はーい」
いちなは、
『タグメッセージの使い方を学びました。また休日が会う日に遊んでください』
とイメージしジーナ・ヨーク、ニーナ・スコットへと唱えた。
「ハリスさん、イメージでメッセージを送ると届いたかどうか分からないですね」
いちなは、少し寂しそうに言うと。
「そうですね、届いたかどうかは分からないのですが、拒否されたかは分かりますよ。
そういう場合は弾かれる感覚があるんですよ。一度体験してみますか?」
とハリスに言われたので「はい」といちなは答えた。
「では、私ともタグ登録してもらってもいいですか?」
「はい、お願いします」
お互いのタグを重ねると
「では、私にタグメッセージを送ってみてください」
「分かりました。」
いちなは、ハリス・フレーム宛てにタグメッセージを送った。
すると、バチンと頭の上の方で何かが弾けた感じがした。
「あっ」
「そうですね。今私は、いちなさんのメッセージを受け付けないように設定してます。
一方的にメッセージを送られても迷惑な場合がありますからね。」
「ちなみに、これはデフォルトなので自分で変更できますよ。誰から着たかだけ表示するとか」
「便利ですね。」
いちなは感心しながら言った。
最後までお読みいただきありがとうございました。




