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LOST ~異世界だろうが恋がしたい~  作者: 鈴木 澪人
第一章

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23/161

いちな、講習会に臨む! 1日目 お昼休憩

ロスト 高橋いちな

クレアシオン王国 第四王子 ルーク・クレアシオン

ロスト対策室 室長 ローラ・タイラー 室長補佐 マーク・パイク


少し長めです。

ルークのジョークに疲れたいちなは、小さく溜息をついた。

すると、そろそろお昼だな何か食べようとルークに言われたので少し元気になり


「ルーク王子はお昼はどうするんですか?」


「うむ、いちなと食べるぞ。タイラー室長にお昼を用意してもらっているから大丈夫だ」

と言った後、ルークは両手を合わせてゆっくりと離す、するとガラスペンみたいな物が現れた。

それで簡単なメッセージを空に書くと


「ローラ・タイラーへ」と胸元にあるだろうタグに左手を添えてつぶやくとその文字が一つの光にまとまってどこかへ飛んで行った。


「おぉぉぉ~。今のはタグメッセージというやつですか?」


いちなは興奮しながらルークに話しかける。


ルークは苦笑いしながら


「そうだな、タグメッセージの一種だ。色々な方法があるのだが、いちなはこうゆう魔法を見る機会がまだないだろ?朝から面倒な講習をがんばって受けたご褒美だな」


うっこの王子、飴とムチの使い方が上手だ。さすがに日ごろから人の上に立つ人間だな。


しばらくすると、ノック音が聞こえルークが入室許可を出した。

ローラとマークがそれぞれバスケットを持ってきている。


「ルーク王子、いちなちゃんお疲れさまでした。これが、今日のお昼です。」

とバスケットの中からサンドウィッチなどが出てきた。


「王子、すみませんが毒のチェックをお願いします。マークお湯出せる?」


マークは既に持っていたガラスペンもどきを振りながら

「スキャン」と唱えた。キラキラと光ったがそれ以外の反応はない。


「ん。大丈夫そうだ」


次にマークが右の手のひらを上にすると下からストローみたいな形で水が溢れてきてある程度の長さになるとプレスティック状の棒に変化した。

それをポットに向かって指すと


「ほどよいお湯を」と唱える。

ポットの八分目まで水が入りそこから湯気が発生した。


「もーここまでくるとファンタジーですね…。」

いちなは驚き疲れてもういいやって気持ちになってきた。

感動疲れしているいちなにローラは


「まあまあ、まだ飽きないでよ。明日はもっと詳しく学ぶんだから」

と笑いながら肩を叩く。


「異世界って分かっているんですけどね。なんか、気がおかしくなりそうです」


「お腹がすいているのも原因なのよ。私達もお昼ご一緒してもいいですか?ルーク王子?」


ローラの問いかけに


「大丈夫だ。皆で食べよう。」

と許可を出した。


四人でお昼ご飯を食べていると


「ちなみに、あの魔法を発動する時の動きって決まってたりするんですか?」

サンドイッチを選びながらいちなが質問した。


三人は目を見合わせながら


「私は、12歳でした」

「僕は、14歳ですね」


ルークは少し悩みながら

「私はいまだに悩んでいるよ」


と三人が年齢を言いながら話し合っていた。


「何の年齢ですか?」


大丈夫?お昼に言える話題?私は、ドキドキしちゃうよ。


いちなは、三人の顔色を伺いながらサンドイッチを食べる。

ローラは笑いながら


「いちなちゃん、なんか誤解してるみたいだけど、違うから。まぁ~聞きたかったら今度夜ご飯食べに行こう!」と言われた。


「実は、魔法発動のモーションって自由なんですよね。でも、皆一度ははまるんですよ。」


マークは自分の黒歴史を思い出したのか顔を隠す


「かっこいいモーションを研究する時期があるのです!!」


ローラが話を引き継ぐ

「女の子はね、意外と早いのよ、かわいいモーションとか少し年上のお姉さんのモーションを真似して研究するんだけど、すぐ飽きちゃうの。恋の方に意識がむいちゃうかも」


「それに対して、男子はねぇ~」

とルークとマークをニヤニヤしながらみる。


「永遠にモーションを考えてるのよね…。」と言いながら笑う。


「やっぱり、かっこいい魔法の発現は」


「「漢のロマン」だ!」です!」

ルークとマークは声を揃えて言った。


「でも、気持ち分かるかもです。私も魔法が使えたらかっこいい動作を考えちゃうかも」


「ロスト出身の人は素敵なモーションを持っている確立が高いかも。身近に魔法使える人いたんじゃないの?って思う時あるわ!」


ローラの言葉に、マークはうんうんと頷いている。


「あーそれは多分…。文化の違い?かもですね…。」


「いちなの国では、魔法が使えないのにモーションを研究する機関でもあるのか?」

ルークも興味深く話を聞いていた。


いちなは遠い目をしながら、

 そうですね。皆さん深夜の時間帯に個々で練習しているのかもしれないですね。

と心の中で思っていたのだった。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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