いちな、帰依荘で友達できそう!
翌日軽く身支度をした後、食堂に行く。
多くの人が楽しそうに会話しながら朝食を取っていた。
朝食はビュッフェ方式で食べたいものを自分で選んで行くみたいだ。
といってもいちなは見慣れない料理もあったのでパンとスクランブルエッグとサラダを選び空いている席に座った。
「あれ?君見たことないけど、新しく入った子?」
いちなと同じ年齢ぐらいの男性が声をかけてきた。
「はい。昨日からこの寮にお世話になってます」
「わー初めまして!俺、ユージン・バトラーっす」
人懐っこい笑顔でいちなに話しかける
「私は、高橋いちなです。よろしくお願いします」
「いちなちゃんは、ロストの子なんだね。久しぶりじゃないかな?
俺、この近くの学校の学生してます!よろしくね」
「あっはい。こちらこそ。」
「いちなちゃんの隣に座っていい?」
「いいですよ…。」
確かに、ユージンの服は学生服いわゆる学ランで今は襟元のボタンを外しているが学校にいるときはきちんと留めないといけない感じだ。
「いちなちゃんは、今日は何してるの?」
「そうですね。この世界を学ぶために講習会を受けに行きます」
「あー、ロストさんの場所と色々システムが違うんだってね。」
「バトラーさん「ユージンって呼んでほしいです」」
「ユージンさんは学生さんなんですか?」
「はい、この制服で…。って分からないですよね。この形の制服は軍関連の学生ですね。今は学生なのでみんな同じ色の制服なんですが、所属する場所によって色が違ってくるんですよ」
ユージンの制服の色はグレーだった。テリーザさん達の制服って何色だったかな??
「ちなみに、陸軍はブラウン、空軍は青色、警ら隊は紅色、王室警ら隊は白色、魔術師軍は水色だよ!テストに出るからちゃんと覚えておいてね」
「この国の周囲には海はないから海軍は存在しないよ。多分対応するなら魔術師軍だと思う」
ユージンとの何気ない会話が軍関連のお勉強の時間になってしまった。
「なんだか、本格的ですけどやっぱり戦いとかって今あるんですか?」
話を聞いてだんだん不安になってきたいちなはユージンに質問した。
「んー。開戦中ではないよ。まぁ、お互い牽制している状態で収まっていると思うよ。」
もう少しユージンの話を聞きたかったがどうやら登校の時間になったみたいで
「朝からなんだか重い話になってごめんね!またゆっくりおしゃべりしようね」
と言いながら食堂を出て行った。
確かに、朝から重い話だったなといちなは思った。
朝食を食べて身支度をした後、いちなは講習会を受けに役所に向かった。
商店街は食べ物関連のお店は屋台みたいに出ていたが、その他のお店はもう少し後で開店するみたいだった。
朝の商店街って活気があっていいよね~。人が生活しているって感じが自分がここに存在しているのを実感させてくれる。
最後までお読みいただきありがとうございました。




